植物の低温対応としてのグルタチオンの記事までで、冬季の草の低温適応について見てきた。

低温への適応は先日の大寒波による野菜の品質の低下の回避の為に絶対に必要な知見になるはず。

冬季の野菜を収穫して出荷している栽培者は天気予報で数日後に大寒波という情報を得たら何かしておきたいはずなので、今までの内容から大寒波対策を見ていく事にしよう。



大前提として、冬野菜の生産性の向上は地温からの記事で触れたように、栽培開始前に根や土壌の生物らが呼吸しやすい環境を設けて、代謝の熱が適切に発生して地温が上昇するような施肥を心掛ける。


心がけていたとはいえ、商売をしている者であれば心の安息として実際の大寒波の到来前に出来る事はしておきたいはず。




ここで前回までの話を持ち出す。

どうやら、植物の葉でグルタチオンの合成のサイクルが出来ていると、グルタチオンの合成→光合成の質の向上→葉温の上昇により凍結せずに光合成の質が下がらない→グルタチオンの合成→光合成…と好循環が生まれるはず。


この好循環を追肥で促進、もしくは低温による循環の低下を阻止をしたくなるはず。

冬季は低温により根からの養分吸収は期待できないので、アミノ酸やキレート化(イオン化しやすい)された微量要素まで低分子化したものを液肥として与える事が重要であるはず。

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液肥にすると大寒波で凍るかも?という心配が生じるかもしれないが、液肥の濃さで融点が下がって凍らないだろうし、


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土作りがしっかりしていれば、霜柱の形成も比較的緩和されるはず。


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