麦茶粕を接写で撮影してみたらの記事で麦茶粕を接写で撮影してみた。
接写した時の内容は今回の記事とは関係無いので改めて触れることはしない。
早速本題に入ることにする。
麦茶粕を見ていて思うことは黒くなっている箇所は何なのだろう?ということ。
堆肥として土に混ぜた時に効果は期待できるのか?と。
直感的に考えると、黒くなった箇所はタンニンのような気がするが、どうやらそうではなさそうだ。
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麦茶粕は大麦を焙煎した後、煮だして麦茶を取った残りであり、大麦の不溶性の成分が主体となる。大麦の飼料成分に比較し、特に繊維成分が高い値となっている。また、焙煎しているため、消化されない結合蛋白質が多く含まれる。乾燥当たりのTDNは約71%である。
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※茶系飲料製造残渣 - ルーラル電子図書館より引用
と記載されていた。
この記述だと麦茶粕の大半は大きな構造のタンパク質と繊維成分ということになるだろう。
質問コーナー 日本化学会近畿支部のページによると
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“葉”から作られていない麦茶に含まれている成分は、“葉”から作られているお茶に含まれている成分とはずいぶん違います。麦茶は、大麦を焙煎して作られています。大麦には、“タンニン”や“カフェイン” が含まれていません。
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※質問コーナー 日本化学会近畿支部より引用
と記載されていることから、麦茶粕にはタンニンは含まれていないことがわかる。
麦茶粕の黒さは、大麦に含まれる糖やタンパク質がメイラード反応によってできた化合物に拠るものか?
麦茶粕には腸を整える食物繊維とタンパク質が豊富に含まれているので、牛用の飼料として用いたくなる気持ちはわかる。
肥料として使用する場合は、落ち葉等のタンニンが豊富に含まれているものと混ぜたい。