ブログ内検索

micro:bitページ
とにかく速いブログサイトを目指す
 

桃源郷

あらゆる器官に薬効があるモモまでの記事で私の人生の至るところでモモが身近にあったはずなのに、そんなモモの存在に気付けずにいたので、モモについて並々ならぬ興味が湧いている。この写真は無料の素材サイトで配布していた和歌山県紀の川市にある桃源郷を撮影したものらしい。桃源郷 | 紀の川市観光協会和歌山とモモを調べている時に桃源郷(とうげんきょう)という言葉に遭遇して、モモには桃源郷という素晴らしい言葉があった事を思い出す。桃源郷という言葉には何か良い感情の意味合いがあると...

 

あらゆる器官に薬効があるモモ

小学校で使用している地図を見せてもらったら、今一番注目している地域がモモの産地になっていた。今一番注目している地域というのは和歌山県北部で、注目している理由は今更述べる必要もないだろう。田道間守がいた時代に熊野古道の紀伊路は利用されていたか?和歌山北部がモモの産地として扱われていることが目に付いたのは、祭祀と大量のモモのタネの記事の内容が背景にあり、和歌山という日本の古代史における超重要な場所と、モモの産地の2つの情報から、もしかして農業史における重要な知見が...

 

林縁に生える草たち

頻繁に管理されている里山らしい環境にて、林縁の落ち葉が堆積している箇所が目に付いた。落ち葉の上を這うように伸長している草があった。自信はないが、ナデシコ科のハコベの一種かな?見ての通り、地を這う小さな植物であるため、人の手による頻繁な管理がなければ、今頃競合の草木が多すぎて、ハコベらしき草はここにはいない。ハコベといえば春の七草の一種であり、管理されている里山以外で生息しそうな場所を考えてみたら、頻繁に草が抜かれる畑周辺になる。ヒトの生活がある...

 

農業用直管パイプに含まれる酸化チタンは作物に与えても問題ないか?

農業用の直管パイプは何からできている?3までの記事で農業用直管パイプに含まれている成分を見てきて、原料となる石炭の灰分として酸化チタン(TiO2)が含まれていることを知った。植物学でチタンを見聞きすることはほぼ無い。もともとのお題であった直管パイプ由来のサビの粉を水田に散布した場合、作物に悪影響をあるのか?という疑問に対して、酸化チタンの影響は知る必要があるので検索をしてみることにする。ちなみにだけれども、酸化チタンは日焼け止め等に含まれている。【研究成果】白い鉄錆で安全...

 

農業用の直管パイプは何からできている?3

農業用の直管パイプは何からできている?2までの記事で農業用の直管パイプは鋼製で亜鉛メッキが塗装されていることがわかった。今回は鋼を製造する時に用いる石炭について見ていくことにする。石炭については太古の植物たちのもつ熱量に触れているので、先に目を通しておくと良さそうだ。石炭は太古に生きた植物の死骸から形成されていて、泥炭→褐炭→瀝青炭→無煙炭の順で石炭化が進む。この内容を踏まえた上で話を進める。独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構[JOGME...

 

農業用の直管パイプは何からできている?2

農業用の直管パイプは何からできている?で農業資材の直管パイプは鋼管で生成時に炭素源としてコークスを混ぜてできた鉄資材であることがわかった。コークスを混ぜることによって鉄に混入する成分を見ておきたいところだが、話が長くなりそうなので一旦置いといて、次に見るべきことはガルバリウム、ノンクロムメッキになるだろう。というわけで検索をしてみたところ、Wikipediaには下記のように記載されていた。/*************************************/ガルバリウ...

 

農業用の直管パイプは何からできている?

時々、農業用の鉄パイプがサビてボロボロになっているものを見かける。剥がれ落ちた粉は酸化された鉄であるので、水稲の田に粉を散布したら、メタンの発生を抑えつつ、窒素肥料の節約になるのではないか?と思っている。水田のメタン発生を抑制する為の鉄剤を考えるただ、私自身、工業製品に詳しくないので、農業用のパイプは本当に鉄製なのか?のレベルからわかっていないので、材料が何でどのような加工がされているのか?を丁寧に見ていくことにする。とりあえず、名称がわからなけれ...

 

草たちが協力し合って成長しているのか?

いつも見ている田の様子なのだけれども、レンゲの播種に播きむらがあって、上の写真のように草が繁茂している箇所とそうでない箇所が明確になっている。この状態は後の栽培に悪い影響を与えると思いがちだけれども、後々に使える良い知見が得られるので、評価というものは難しいもの。写真中央右側をピックアップしてみると、レンゲが中心のイネ科の草を取り囲むように生えていて、興味深いことにレンゲに囲まれた箇所の草は青々としていて、おそらく同一種の草だろうけれど...

 

肥料用鉄鋼スラグは水稲のメタン発生を抑えられるか?

今回は水田のメタン発生を抑制する為の鉄剤を考えるの続き。松岡明芳 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる水田のメタン発生を抑制するために鉄鋼スラグが有効であるか?というお題に対して、本当に有効であるか?を判断するために鉄鋼スラグについて整理していくことにする。鉄鋼スラグ協会が発行している鉄鋼スラグとは?の資料によると一般的に肥料として用いられるスラグは製鉄スラグの電気炉系スラグの内の還元スラグになるらしい。スクラップ + 合成鉄...

 

水田のメタン発生を抑制する為の鉄剤を考える

町を歩いていると、そろそろ春の田植えの準備が目に付くようになる。田植えの準備は色々あるが、重要なものに肥料の選定がある。稲作の肥料、特に一発肥料は優秀で、余程の天候異常が無い限り及第点以上の収穫になるので、施肥設計をいじるべきではない。今年の稲作でも一発肥料が意図通りに効いていないただ、水田からメタン発生を気にして乾田にすることは良い手なのだろうか?の記事でも触れた通り、水田から発生するメタンに対しての世間の目が厳しくなりつつある中で、メタンの抑制に対して何らかの手を打た...

 

ケヤキは国産の広葉樹の最優良材

昼間でも暗いと感じる程大きく育つ槻の記事でケヤキについて触れ始めた。ケヤキについて理解するためのヒントとなるものは何だろう?とケヤキに関する読み物を読んでいたら、チロースという用語を見かけたので、今回はチロースについて触れていきたい。ちなみにWikipediaでケヤキとチロースに関して触れている箇所をピックアップしておくと、/*********************************************/日本の材としては、ジャパニーズ・ウイスキーの樽に使われること...

 

昼間でも暗いと感じる程大きく育つ槻

今住んでいる場所が高槻と呼ばれている場所で、地名に木偏に規で槻(ツキ)という漢字が当てられている。槻(ツキ)というのは、ニレ科のケヤキの古名になるらしい。※槻でツキノキと読むこともあるらしい。古名ということは現在使用されている名前もあり漢字もあるわけで、ケヤキの漢字を調べてみると欅と書く。※欅の漢字は複雑なので、拡大表示で確認できるサイトのリンクを掲載しておく欅 | 漢字一字 | 漢字ペディアケヤキといえば木材として良く聞くが、お恥ずかしな...

 

油脂によって石鹸の機能は異なるか?

石鹸の作り方の記事で石鹸作りで重要な鹸化について触れた。この鹸化についてを整理している時にふと気になったことがある。それは鹸化の際に分離した脂肪酸の種類によって石鹸の性能は変わるのか?ということだ。例えばヤシ油にはCalvero. - Selfmade with ChemDraw., パブリック・ドメイン, リンクによるラウリン酸という左側の炭素鎖が短い飽和脂肪酸を豊富に含む油脂があったり、ラウリン酸はどこにある?Ben Mills - 投...

 

石鹸の作り方

患いを無くすムクロジの木の記事でシャボン玉を理解するために界面活性剤を見ていたら、ムクロジという木から得られるサポニンの話題になった。界面活性剤を更に理解するためには、現存する様々な界面活性剤を知っておくと良いことが多い為、工業的に作られた界面活性剤を見ていくことにする。石鹸は高校化学で触れるので、その内容をさらっと触れてみる。石鹸は牛脂や米油等の天然油脂をアルカリ剤で煮立てると出来る。この過程を鹸化(けんか)と呼ぶ。鹸化の詳細を見ていくと...

 

患いを無くすムクロジの木

小3の息子の学校の宿題で自学ノートというものがあって、自分でテーマを決めて調べるという内容がある。ネタに困っていたので、割れにくいシャボン玉の液の作り方を提案した。※シャボン玉を提案したのは、最近弟がシャボン玉遊びにはまっているため割れにくいシャボン玉を考える前に必要な知識として、界面活性剤と表面張力(水分子同士の引っ張り合う力)があるので、これらの用語の解説をした。一般展着剤の界面活性解説をした上で、4個の話に展開出来るようになったので、自学...

 

何故神事にヒサカキを用いるのだろう?

榊と柃の記事でモッコク科のヒサカキについて触れた。ヒサカキは学部生の頃に受講した景観園芸学でサカキ同様重要な木の一つとして扱われていた記憶がある。サカキとヒサカキの人の社会における主な用途は神事に使用すること。ここで気になるのは、神事はすべてサカキにすれば良いのでは?ということがある。この疑問に関して、サカキとヒサカキの生息地の知見が役に立つと何処かで読んだ。最近愛用している樹皮・葉でわかる 樹木図鑑|成美堂出版でサカキとヒサカキの分布を比較してみ...

 

榊と柃

古代の人々がサカキに神秘性を感じた理由を知りたいの続きまでの記事で木偏に神と書いて榊(サカキ)について見てきた。前回の記事まででは昔の人々はサカキの何処に神秘性を感じたのだろうか?という疑問が解消できなかったので、今回は園芸学でサカキと同じぐらい重要だと習う同じモッコク科のヒサカキについて見てみることにする。ヒサカキを漢字で書くと、姫と榊で姫榊と書いたり、木偏に令で柃と書くそうだ。前者はまだ榊が入っているが、後者は命令や令和の令が旁として使われている。...

 

古代の人々がサカキに神秘性を感じた理由を知りたいの続き

古代の人々がサカキに神秘性を感じた理由を知りたいの記事で神事に用いられるサカキ(榊)について触れた。古来の日本では植物や先端が尖ったものに神様の力が宿るという考え方があり、1年を通して緑の葉をつける常緑樹も神の恩恵を受けると考えられていて、サカキがそれに当てはまる。サカキをもっと知る為に山と渓谷社から出版されている林将之著 くらべてわかる木の葉っぱを開き、常緑樹の木々の葉を俯瞰してみることにした。サカキの葉は全縁でのっぺりした葉の常緑樹に分類され、この分類には...

 

古代の人々がサカキに神秘性を感じた理由を知りたい

もう一つの梓の楸までの記事で木偏の漢字を見ていたら、日本の歴史に触れることが多くなった。漢字には昔を生きた人々の思いが込められている事を実感する。この話に流れで触れておかなければならない木がある。それは、モッコク科のサカキだろう。サカキに当てたれた漢字はいろいろあるが、真先に思いつくのが木偏に神で榊だろう。学生の頃に受講した景観園芸学でサカキとヒサカキ(柃)は重要だと教わったことで印象深い木となっている。講義ではサカキは神事で用いるとい...

 

もう一つの梓の楸

梓弓こそが真の弓の記事で木偏に辛と書いて梓と書くアズサという木について触れた。とはいっても、実際にアズサという名前の木はなく、Bostonian13 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる現在ではミズメ(水芽)という木がアズサだと考えられているそうだ。梓が特定の木を指さず、いくつかの木の意味を持つのは何故だろう?佐道健 木へんを読む - 学芸出版社で梓について読んでみると、中国で梓は古来、百木の長という意味があったらしい。...

 

梓弓こそが真の弓

檀という字に込められた思いを想像するまでの記事でマユミという木についての内容を読んでいると、マユミに合わせてアズサ(梓)という木の話題をよく見かける。マユミを漢字で書くと檀もしくは真弓であり、弓に関する木であるが、弓に関する木は他にもあるらしい。その一つが梓弓(あずさゆみ)になる。いつものごとく、佐道健 木へんを読む - 学芸出版社の内容を参考にすると、諸説あるらしいが、古事記などでアズサで作った弓は真の弓であるという描写があるそうだ。それ故、梓弓は神事に用いられる弓...

 

檀という字に込められた思いを想像する

木偏に亶と書いて檀の記事でマユミという木について触れた。マユミは弓を作る為の木材として重宝するらしく、漢字で書くと真弓と書く。もう一つの書き方として檀があり、この漢字にはどんな思いが込められているのか?が気になった。ただ、旁の亶(タンやセン)の意味とマユミの木の特性が合っていないように見える。そこで、檀に似た漢字で木も関連している仏壇の壇を知れば何かわかるかもしれないと思い調べてみることにした。今回の話題で真先に頭に浮かぶのが仏壇の木材はマ...

 

木偏に亶と書いて檀

木偏に真と書いて槙に引き続き、佐道健 木へんを読む - 学芸出版社を読んでいる。日本の神話に登場する木を知っていくと、古代の人々が暮らしていた環境が薄っすら頭に浮かぶようになってくる。今までは政に関わる木が多かったが、政と同じぐらい重要な事として戦があるわけで、木製で強烈な武器として現存する弓について興味が湧いてきたので、弓に関する木を探してみることにした。木偏に亶(タンやセン)と書いて檀(マユミ)と読む木がある。このマユミという木の名前を...

 

木偏に真と書いて槙

木偏に彡と書いて杉の記事に引き続き、日本の神話に登場する木の話題。スサノオノミコトの抜いた毛から誕生したとされる木が、スギ(杉)、マキ(槙)、ヒノキ(檜)とクスノキ(樟)であった。スギ、ヒノキとクスノキを見て、どれも木材として神話に関係しそうな用途で用いられていた。今回は木偏に真と書いて槙と書くマキについて触れていくことにする。※木偏に皮で柀と書いてマキと読むそうだまず旁の真だけれども、真実の真ということで正しいという意味合いを持つ。これを...


Powered by SOY CMS  ↑トップへ