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個々のアミノ酸は植物にどのような効果をもたらすのか?

昨年末からの課題の一つで、 アミノ酸には、プロリンやグルタミンといった様々な種類があるけれども、 それらが植物にどのように作用しているか調べて話して欲しい というものがある。 生化学を勉強した者であれば、 アミノ酸のそれぞれの構造、 有機態窒素とは何ですか? ここでいうR(側鎖)の箇所に入るものが何か?によって、 アミノ酸同士が結合して、タンパクになった時の折りたたみの規則に貢献する。 という認識になるだろう。 ※RにH(水素)が入った場合はグリシンという糖原...

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有機態窒素とは何ですか?

最近、農業関係の仕事をしていて化学の勉強をしている方から、 下記のような質問があった。 肥料で有機態窒素という名前がよく挙げるけど、有機態窒素とは何ですか? 劣化で減った保肥力を増やせ 一般的に有機質肥料を使用した時の有効な窒素分であることはなんとなくわかるけれども、実態を知りたい。 とのこと。 有機と言えば当然無機もあって、 ざっくりと書くと、有機というのは炭素(C)を含む化合物で、炭酸、重炭酸塩(XCO3 or XHCO3 Xは何らかのミネラル)は除く。 ...

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黒ボク土は栽培しにくい土なのか?再考

昨年、縁あっていくつかの地域に訪れ、 訪れた先で栽培上の悩みを聞く機会が多く、 悩みを解決する直接的な方法は知らないけれども、 地域の特性を調べて及第点にはなるだろう返答をしていた。 半年後に再び状況を確認してみると、 大体の地域で秀品率は少しは上がり、 新たな悩みが発生していた。 新たな悩みは物事が前進した証拠であって、 その悩みは想定の範囲内の変化であった。 これらの話を踏まえた上で、 再び頭に浮かんだのが、 黒ボク土は栽培しにくかった土なのか?前編...

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鉱物の風化と植物の死が石を土へと変える

同型置換で粘土鉱物の持つ保肥力を高める 前回までで、火山由来の岩石で最も多い長石が自然界の諸々の作用によって粘土鉱物になり、 粘土鉱物から更に作用を受け保肥力を増すことを記載した。 土壌のアルミニウムが腐植を守る 以前、土壌中のアルミニウムが腐植を捉えるという事を記載した。 腐植というのは、 成果を求めるためにシンプルに捉えたとすると、 植物の死骸が土壌の微生物によって分解されたもの。 腐植と粘土鉱物が結合することで、 腐植が粘土鉱物が更に変質してしまう...

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同型置換で粘土鉱物の持つ保肥力を高める

粘土鉱物の構造 前回、粘土鉱物はSi四面体とAl八面体が交互に重なって、 粘土鉱物の種類によっては層の間に水が溜まる構造であった。 土壌学の粘土鉱物のトピックで必ず挙がる内容として、 何らかの作用によってCECが高まるタイミングがあり、 それを同型置換と呼ぶ。 この同型置換を見てみよう … とはいっても、 物理は得意ではないので、 栽培で役に立つところまで Si四面体を図で書くと、 真ん中にSi(珪素)が位置し、頂点がO(酸素)で構成さ...

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粘土鉱物の構造

石由来の保肥力までの記事で、粘土鉱物の理解をするために各所をまわったと記載した。 今までさんざん1:1型や2:1型と記載してきたけれども、 そろそろここらへんの話題にも触れていこうかと思う。 施肥診断技術者ハンドブック 2003 JA全農 肥料農薬部 33ページより引用 いつも引用しているハンドブックに粘土鉱物の構造が記載されている。 上の段が1:1型粘土鉱物のカオリナイト等 下の段の左側が2:1型粘土鉱物のモンモリロナイト等 下の段の右には2:1:1型粘土鉱物が記載さ...

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ミツバチがイチゴのハウス内を飛び回っています

先日(クリスマス前)、とあるイチゴのハウスに入った。 ハウス栽培のイチゴはちょうど受粉や実りの時期で、 ハウス内でミツバチが飛び回っていた。 最近、とある殺虫剤を使用することで、ミツバチの数が現象しているという話題がよく挙がっていた。 件の殺虫剤は効果は緩やかで人体に影響が少ないとは言え、 大半の殺虫剤は神経に作用するものが多いため、 栽培において害虫と益虫で選択的に効かせるというのは難しいだろう。 とは言え、 受粉時期に殺虫剤は使用しないから、 お...

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石由来の保肥力

粘土鉱物を理解する旅でも記載したけど、 学部生の頃の土壌学の講義で鉱物が保肥力を持つ仕組みの話題が挙がった。 大きく分けると、 珪素と酸素により形成される立体構造の中心のイオンが入れ替わることで電荷が変わり保肥力となるもの(同型置換)と 石が削れた時に現れる手が堆肥のカルボキシル基のような振る舞いをする(破壊原子価) の二パターンがある。 前者のイオンが入れ替わることで電荷が変わりというのが、 マイナスは何からできてる? 層間水の説明の時によく話題に挙がり、 ...

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粘土鉱物を理解する旅3

粘土鉱物を理解する旅2までで、 栽培で有用なアロフェンと非アロフェンの2:1型等の粘土鉱物はどちらもアルミノ珪酸塩が変質したものであることがわかった。 アルミノ珪酸塩というのは、長石と呼ばれているものだ。 長石というのはざっくりというと、SiO4で形成された隙間に何らかのミネラルが入り、 うちの一部にアルミニウムが入り込んでいるもの。 アルミニウムは今まで結合力が強い故に毒性があるけれども、 結合力の高さを逆手に取ると、土壌中の腐植を蓄えておける仕組みとなることを記載してきた。 ...

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粘土鉱物を理解する旅2

粘土鉱物を理解する旅 前回、 今年は粘土鉱物を理解するために、様々な場所に行ってみた。 という内容を記載した。 まるでRPGゲームの主人公みたいな感覚で、 行く先々(特にジオパーク)で次に行くべき情報(博物館が発行する書籍)が記載されていて、 知識という武器を得ながら次の場所へ向かう という事を繰り返し、 アカデミックで地質学を一切触れてこなかった生物野郎が、 なんとか各地の地質から情報を得られるようになった(はず)。 何故そんなにも粘土鉱物を理解したかったか...

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粘土鉱物を理解する旅

もう今年も一週間ちょっと。 今年一年は、昨年からなんだけど、石を理解するために各地に訪れた一年だった。 石を理解するためには地質を知る必要があり、 地質を理解するためには歴史を知る必要があり、 そんなこんなが重なり合って、結局各地に行ったことになる。 桜島と火山灰 浦富海岸で大きな花崗岩と出会う 飛水峡で日本最古の石が発見された フォッサマグナ 糸魚川-静岡構造線 大鹿村の中央構造線安康露頭 飛騨小坂の巌立峡 とりあえずはジオパークなり、博物館なり、各現象がわかりやすい...

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最近、WordPress疲れの方からのお問い合わせが増えました

最近、WordPress疲れの方からのお問い合わせが多くなりました。 製作者側視点でのWordPress疲れをざっくりと書くと、 WordPressは一番利用されているブログCMSでコミッターも多く開発が活発なんだけど、 様々な開発者が公開しているプラグインの中にはセキュリティ上問題があるものが多かったり、 そもそもの話でWordPress自体のセキュリティも何かと怖い。 先日の世界的に大問題になった税金関係の重要書類の流出事件も、 WordPressのセキュリティホールを狙...

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銅の機能を活かした農薬、ボルドー液2

植物は銅を何に活用するか?までで銅は酸化還元やリグニンの合成あたりで働くという事を記載した。 それを踏まえた上で硫酸銅のボルドー液について改めて見てみたい。 農薬のボルドー液の作用点をWikipediaから抜粋すると、 殺菌効果 ボルドー液の殺菌効果は、銅イオンがスルフヒドリル酵素を酸化する事によるチオール(SH)阻害であり、病原糸状菌のみならず病原細菌にも有効である。また、耐性菌が生まれる心配も無いとされ、効果が安定している 細菌の侵入防止効果 ボルドー液はその優れた残効性から...

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植物は銅を何に活用するか?

銅の機能を活かした農薬、ボルドー液で(おそらく)胆礬と石灰岩を燃焼させたものでボルドー液という農薬を作成したことを記載した。 で、今回はボルドー液の機能を記載しようと思ったがその前に 植物にとって銅は微量要素の肥料成分として捉えられているので、 植物体内で銅がどのような働きをするのか?を見てみたい。 JAの営農のハンドブックを開いてみると、銅(Cu)は下記のように記載されていた おもな吸収形態:Cu+、Cu2+ おもな生理作用: 1. チトクロームa、アスコルビン酸酸化酵素...

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銅の機能を活かした農薬、ボルドー液

太古の生物は酸素によって現れた銅を活用したで生物にとっての銅というものの重要性を再認識した。 いや、 作物の肥料の微量要素としてなかなか銅は話題が上がらないのであまり気にしていなかったという方が正しい。 そんな作物と銅だけど、 近代農薬の歴史において、初期に現れたボルドー液というものが、 硫酸銅を主として製造された農薬で、 銅のもつ「破壊と創造」というものが病原性微生物には防除として効いて、作物にはサプリ的要素として効くらしい。 ということでせっかくの機会なので、ボルド...

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太古の生物は酸素によって現れた銅を活用した

星屑から生まれた世界 - 株式会社 化学同人 とんでもない良書と出会った。 この手の本が大学院進学前にあれば良かったと本気で思える程の本だ。 著者の知識の幅と潔さには感服する。 何がすごいかといえば、 地球の誕生から、最初の生物はどこで生まれたのだろう? そして生まれた時にどの鉱物から溶け出した成分を利用したのだろう? 溶け出した成分を自然現象を重ね合わせて、アミノ酸 or 核酸は自然に合成される可能性はあるか? そして生物は誕生した。 誕生した生物は最初はどのよう...

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SOY Shopで再注文プラグインを作成してみた

SOY Shopで注文複製プラグインを作成しました 先日、SOY Shopで注文を複製できるプラグインを作成してみたけれども、 よくよく考えたら、 商品内容が同じで注文者が同じというのはリピーターのみに対応しか出来ないことに気がついた。 やりたいことって、同じような注文を他の顧客で注文したいということの方が多いので、 心機一転して再注文プラグインというものを作成してみた。 再注文したい注文詳細を開いたら、 詳細ページに設置されている注文の再登録の...

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流れ着いた落ち葉の上を氷が覆う

早朝、川に堆積した砂利のところに行ってみた。 川表面の模様が何か変則的だ。 赤い線の左側、 つまりは堆積している側の水の表面が凍ってた。 この氷の上を踏んでみると、パリッと割れた。 堆積している縁の水の流れが弱まっている箇所は弱まり方次第で凍ってしまうのね。 堆積地の縁には川の流れが弱まっているので、 当然のことながら落ち葉が落ちている。 そんな落ち葉を氷が封をする。 封をすることで、落ち葉はこの箇所により定着するのだ...

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SOY Shopで利益上乗せ型の施工計算に合算に含めない項目設定を追加してみた

SOY Shopで各種部品の仕入れ値に利益上乗せ型の施工費計算に対応してみた 前回、施工費計算モジュールで各部品に利益を乗せる形式の計算方法を追加したが、 この計算方法だと、各部品に上乗せした金額から作業にかかるコストの計算が出来ず、 詳細画面に表示されている合算から手動で計算しなければ利益というものがわかりにくい。 というわけで、 施工費計算のモジュールに 合算に含める項目と含めない項目の設定を追加してみた。 この設定項目により、 合...

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ロゼットたちのせめぎ合い

とある土の上。 同じ植物のタネが集中して落ちたのだろうか? 茎が極端に短い植物たちが、 茎が短いにも関わらず、互いの葉を隣の葉の上に乗せる形で受光の競争をしている。 おそらく、 同じ親株から落ちたタネ同士だろうから、兄弟のようなものなのだろう。 この競合にはすごいものがある。 兄弟であっても潰し合う。 ここに自然の厳しさを見つけたよ。

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