小学二年生の息子が脱酸素剤が磁石にくっつくのを知ってから、脱酸素剤の袋がある度に封を切って中身を見ている。
そんな中、脱酸素剤に磁石を近づけてもくっつかない灰色の粉があったけど、これは何?と質問をされたので、調べてみることにした。
今回封を切った脱酸素剤を製造しているメーカーのサイトを読んでみたら、脱酸素剤には下記の種類が記載されていた。
●自己反応型
・鉄系水分依存型
・鉄系自力反応型
●非鉄系自力反応型
今回の脱酸素剤は磁石にくっつかないので、非鉄系自力反応型になるだろう。
非鉄系自力反応型について調べてみたら、有機系脱酸素剤というものがあることがわかった。
鉄系を用いない最大のメリットは脱酸素剤が金属探知機に反応しないということで、金属探知機を通過させる必要がある食品に適しているそうだ。
有機系脱酸素剤として使用される化合物が何か?を調べてみたら、下記の化合物の名前が挙がった。
・没食子酸
・没食子酸プロピル
・ブチルヒドロキシトルエン
・ブチルヒドロキシアニソール
これらの物質には構造上の共通点があるのだけれども、それは次回に触れることにしよう。