カテゴリー : 化学全般

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酵母エキス入り肥料の効果

酸素供給剤を試した方からを投稿した時、 SNS経由でビール酵母でも同じ効果がありますというコメントがありました。 実際には前者は酸素の供給で、 後者は何らかの発根促進であるはずだから、 本質的には違うことを見ていることになるのだけれども、 それはまぁ良しとしておこう。 この話以外でも酵母入りの肥料を使って秀品率が高くなったという話を時々聞く。 酵母肥料がハマった時は作物の発根量が増える。 これは一体どういうことなのだろう?と背景を調べてみたところ、 ビール酵母細胞壁...

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好気性メタン資化性菌によるメタンの酸化

そのままでも発火しても温室効果ガスのメタンの続き 有機物が嫌気的な環境におかれると、 最終的にメタンになるという話を記載した。 メタンはそのままは非常に強力な温室効果ガスで、 発火させると二酸化炭素を排出する。 このメタンを調べる時に 解説 メタン生成と嫌気メタン酸化の酵素化学 化学と生物 Vol. 52, No. 5, 2014 を読んだのだけれども、 冒頭に下記が記載されていた。 /****************************************...

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そのままでも発火しても温室効果ガスのメタン

前回の雨と川の作用で有機物が海底へ運ばれるで 海底という低温、嫌気と高圧の環境でメタンハイドレートが生成される という内容を記載した。 メタンハイドレートはそのうち触れるとして、 今回はメタンそのものに触れておくことにする。 By Ben Mills - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link メタン - Wikipedia メタンというのは化学式がCH4の気体で、 都市ガスの主成分として利用される。 ガスということで燃やすために利用され、...

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雨と川の作用で有機物が海底へ運ばれる

太古の国王も洪水に悩んでたんだってよ 大雨の最中や翌日に川を見ると、 混濁した水が流れている。 この水はどこに行くのか?と言えば、 もちろん下流から海へを流れる。 この混濁した水には何が含まれているのか?といえば、 上流にあった砂利とか土とかだろう。 土にだけ焦点を絞ってみると、 土壌のアルミニウムが腐植を守る 土といえば(粘土)鉱物と有機物で、 有機物と言えば炭素を含んだ化合物で糖とかタンパクとか それらが分解された時に発生する有機酸等も有機物...

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不調なミカンの木からの漂白の落ち葉

佐賀のハウスミカンの栽培者の方向けに塩類集積等の話をしましたの後に栽培の様子を見に行った。 ハウス内で下記のような話題が挙がった。 最近、ミカンの落ち葉が土に還るまでの時間が遅くなっているように感じる。 その中で更に不調の木からの落ち葉は 白っぽいものが多くなっている。 調子の良い木であれば、 こんな感じで褐色になっている。 なぜ、落ち葉は土に還りにくくなったのだろう? なぜ、落ち葉の色が白くなってしまったのだろう。 この疑問に対する解答...

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リグニンの分解に関与する白色腐朽菌

木質系の資材で堆肥を作りたければキノコ栽培から学べ 前回の記事でおがくずを主成分とした堆肥を作りたければ、 キノコ栽培から学ぶと良いだろうということで、 共立出版から出版されているキノコとカビの生態学という本を購入した。 ということを記載した。 取り急ぎ、 枯れ木(倒木)がどのようなステップを経て分解されるのか?をまとめてみると、 最初に倒木の表面にあるちょっとした分解しやすい有機物が土壌の様々な微生物によって分解される。 ある程度分解されると残るのが木質...

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夏に活躍!C4回路の植物たち

スベリヒユの持つCAM回路 前回まででスベリヒユのもつCAM回路(CAM型光合成)についてを記載した。 ざっくりと書くと、 乾燥した環境において気孔を開いた際に葉内の水が過剰に蒸散されないための仕組みで、 乾燥ストレス下において非常に重要な機能と言える。 上の記事の更に一つ前の塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユで スベリヒユはC4回路(C4型光合成)も持つと記載した。 このC4回路はエノコロでも触れた。 エノコロを見て思い出す師の言葉 C4回路とい...

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スベリヒユの持つCAM回路

塩類集積土壌でも平然とたたずむスベリヒユ 先日の記事で 塩類集積を起こした土でスベリヒユが繁茂していた という内容を記載した。 スベリヒユを調べてみると、 C4回路とCAM回路といった周りの草とは異なる光合成をしていた ということがわかった。 この話を進める上で、 C4とCAMについて知る必要があるため触れておく。 逆順になるけれども、まずはCAM回路について。 そもそもCAMとは何か?というと、 ベンケイソウ型有機酸代謝のことでCrassulacean...

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蕎麦湯を飲んだ

先日、もりそばを食べた。 もりそば、ざるそばを食べる時に食後に蕎麦湯が出てくることが多く、 そばのつゆを蕎麦湯で薄めて飲むのが好きだ。 蕎麦湯といえば、 最近町でよく見かける立ち食いそば屋でそば特有の栄養素があるというポスターを見たので、 蕎麦湯を味わっている時にそば特有の栄養とは何だろう? とふと思い出したので調べてみた。 Rutin synthase in fava d’anta: purification and influence of stress...

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ヒルガオ科の強さに期待する

サツマイモの表面にできた苦い部分 前回の記事でサツマイモの傷口等に微生物が感染したら、 サツマイモ自身が猛毒のイポメアロマンを合成する という内容を記載した。 この猛毒を知る経緯で読んだ論文の中に、 /*******************************************************************/ 植物体を傷つけたときに分泌される白い乳液状ヤニ成分に、下剤、抗癌剤、抗生物質が報告されている /*********************...

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サツマイモの表面にできた苦い部分

ドクダミの葉にある抗菌・抗カビ性 前回の記事でドクダミの葉には抗菌・抗カビ性の物質が含まれていることがわかった。 上記の物質が含まれていることを知る経緯として、 ドクダミの抗菌性の物質の論文を発見して読んでみてのことだけれども、 この論文でドクダミ以外で興味深い記述があった。 興味深い個所を抜粋してみると、 /*************************************************************/ サツマイモ類は多くの生理活性物質を含んで...

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ドクダミの葉にある抗菌・抗カビ性

十薬ドクダミ 前回、ドクダミは地上部を刈り採って天日乾燥する。煎じて服用すれば便秘、痔、むくみ、高血圧、血液浄化、慢性鼻炎などに効果がある。 という内容を記載したわけだけれども、 ドクダミの葉には当然ながら他の植物にはない成分が含まれているから、 上記のような薬効が見られるわけで、 どのような成分が薬効があるのか?早速検索してみた。 検索の結果、 未利用植物の有効利用と調理科学への期待 日本調理科学学会誌 Vol. 41. No.3. 204〜209 (2008) [講...

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森の恵みの行き着く先

トチノキの実の灰あわせでトチノキの実にあるアク(サポニン)は灰汁に浸すことによって汁の方に溶け出す という技術により今まで食べれなかった高でんぷん質の食料の獲得に繋がった。 この話を聞いて思いつくのが、 灰といえば薪や炭の元はリグニン質多めの原料から加工したものだろ。 リグニンといえば合成に銅を含む微量要素の金属を利用するだろ。 リグニン合成と関与する多くの金属たち 植物の栄養として利用するこれらの金属は、 もともとは植物体を燃やした時に灰として残ることから...

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クチクラ層は何からできている?

一般展着剤の界面活性 展着剤の話題の時にクチクラ層という名称が何度も挙がった。 クチクラ層というのは植物系の教科書ではワックス層と表現されることが多く、 ワックスの特徴で撥水性ということになる。 界面活性作用を持つ展着剤を使用すると、 クチクラ層の持つ撥水性は幾分緩和されるわけだけれども、 そもそもクチクラ層は何の物質で構成されているか? という話題がほとんど挙がらない。 学部と院のどちらも植物系だったにも関わらず、 ふと思い返してみるとクチクラ層がなんであるか?と...

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一般展着剤の界面活性

前回の展着剤とは何だろうで残った話題の一般展着剤だけれども、 界面活性を利用して葉表面にある水を弾く性質を弱めて薬効のある成分が溶けている水分を長いあいだ留めておくようにする。 今回はこの界面活性について見ていくことにしよう。 界面活性といえば洗剤で利用される現象で、 ミセル形成を見ておくと良いだろう。 界面活性に関与する物質の特徴は、 片方は疎水性を持ち、もう片方は親水性を持つもので、 この特徴を持つ物質が水の中に大量に投入すると、 こんな感...

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展着剤とは何だろう

食酢の農薬的な使用の際には展着剤を 前回の記事で植物の葉の表面にはクチクラ層というワックス層があって大半の液体は弾いてしまう。 農薬や肥料分も水溶液なので一様に弾かれてしまう。 ※クチクラ層の特徴により一部例外あり 散布した農薬が弾かれないように展着剤というものを併用すると良い というのが前回の内容だった。 というわけで展着剤について見ていくことにする。 展着剤の定義は下記の通り /*******************************************...

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食酢の農薬的な使用の際には展着剤を

食酢と重曹 前回の食酢の農薬的な利用(アブラムシ等の防除)として利用する際は、 展着剤を一緒に混ぜておかないと、 アブラムシ等が食酢をかわして効果を発揮しない という話題が挙がった。 展着剤というのは今までの農薬の使用でも何度も話題に挙がった(ブログでは紹介していない)ので、 せっかくの機会なので展着剤に触れてみることにする。 まず、展着剤に触れる前に 植物の基本的な特徴に触れてみると、 植物の葉を横から見て、 葉の表面には水を弾くワックス層がある。 ...

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食酢と重曹

菜園ナビ公式イベント『楽しく学ぼう!第2弾 in 関東』で基肥の話をしましたで、 アース製薬の方が農薬についてのアレコレの話をされていたのですが、 様々な人が知ってほしい非常に有用な情報でした。 その中で特に印象的だったのが、 食酢と重曹の農薬っぽい利用がある。 食酢というのはCH3COOHで表される食用で利用できる酢酸である。 重曹というのはNaHCO3でこれまたベーキングパウダーにも利用されるもの。 酢酸は弱酸性を示し、 重曹、食酢の病害防除…/奈良県公式...

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米の美味しさの鍵は糊化

米は炊飯時に糊化される 前回の記事で炊飯時に発生する米の糊化は、 米の胚乳部分にあるデンプンが熱によって水素結合が切れ、 全体的にゆるくなったところでアミラーゼによってデンプンの断片化が開始される ということを知った。 この糊化だけれども、 実際のところはどうなっているのだろう?ということで、 前々回から紹介している論文を読んでみた。 米飯粒内の糊化進行過程の可視化 - 国立国会図書館オンライン | National Diet Library Online この論文...

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米は炊飯時に糊化される

今年も長野県栄村小滝集落のコメをいただきましたの続き 美味しいコメの指標として 炊き上がり時にご飯粒が立って光っているのがあるのだろうか? という疑問の元、 前回の記事で炊き込みに関しての研究論文を発見したというところで話は終了した。 その論文というのが、 米飯粒内の糊化進行過程の可視化 - 国立国会図書館オンライン | National Diet Library Online になる。 この論文に触れる前に糊化について見ておくと 米は水を吸った状態で加熱す...

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