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カテゴリー : 化学全般

 

コミカンソウの可能性

砂利が敷き詰められたところの草抜きの記事で息子と草抜きの時に話題になったコミカンソウについて触れた。せっかくの機会なので、コミカンソウで何か興味深い内容はないか?と検索をしてみたら、池田まゆみ等著 PAP2遺伝子による植物ポリフェノール代謝制御 - コミカンソウのフェノール類生産 - 日本食品化学学会誌、Vol.17(1),36−40(2010)という研究報告にたどり着いた。タイトルにあるフェノール類生産というのは、茶カテキンのようなポリフェノールやアントシアニンを指す。これらの...

 

古米になると栄養価はどうなるのか?

新米が店頭に並ぶ季節になってきた。新米と古米は何が違うの?栄養価に変化はあるの?という話題が挙がったので調べてみることにした。はじめにWikipediaの内容を見てみることにする。/************************************/古米には、新米に比べ次のような違いがある。米飯が、硬く、粘りが少ない。米飯の光沢や白度が低い。古米臭がする。水分が抜けているため、炊いた時新米より2、3割膨れる。/********...

 

炎天下のシオカラトンボたち

アキアカネのオスは何故赤い?までの記事で、赤トンボことアキアカネの赤さは紫外線からの保護の可能性が高いという内容を記載した。この内容を見ると頭に浮かぶこととして、赤トンボよりも前の暑い時期に見かけるお盆トンボがイネの葉で休むウスバキトンボやシオカラトンボは紫外線に対して大丈夫なの?と疑問が生じる。この疑問に対して、漢方薬としてのトンボの文中で紹介した第23回 赤トンボはなぜ赤い?動物で初めて見つかった驚きのメカニズム - 産総研マガジンで興味深い記...

 

漢方薬としてのトンボ

アキアカネのオスは何故赤い?の記事の文中で紹介したアキアカネの色素について研究している方のことを調べていたら、第23回 赤トンボはなぜ赤い?動物で初めて見つかった驚きのメカニズム - 産総研マガジンにたどり着いた。内容は前回の記事で紹介した研究報告と同じで、読みやすいように編集されている。この内容で目を引いたのが、戦前に赤トンボが漢方薬として扱われていたということ。前回の内容で赤い色素のキサントマチンは通常は酸化型のオレンジ色であるが、還元されると赤色になると記載したが、還元...

 

アキアカネのオスは何故赤い?

稲作を理解するために赤トンボを学びたい3までの記事で個体数が減少しているアキアカネの産卵前までの生活史を見た。前回までの記事で触れていないこととして、アキアカネは羽化後に涼しい山に向かうらしいが、その時の体の色はオレンジ色であるらしい。産卵期を迎える頃に赤トンボらしい赤色になる。この内容を見て、ふと思ったことがある。アキアカネが何らかの要因で赤色になれなかった場合、体の色はオレンジでオレンジのままになるので、このオレンジのトンボが田の上を高速移動していたら、他のトンボに見間違...

 

台風の時期になると、バーチャルウォーターのことが頭に浮かぶ

izu3さんによる写真ACからの写真台風の時期になると、バーチャルウォーター(仮想水)のことが頭に浮かぶ。バーチャルウォーターとは何か?を理解するためには光合成を理解する必要があるので、それを先に触れておく。例えば肉牛の飼料についてを考えてみる。飼料用トウモロコシの栽培の話題で思うことまでの記事で触れたが、飼料のトウモロコシの大半は輸入に頼っていた。このトウモロコシの主成分をデンプンだとして、デンプンはブドウ糖が繋がったものになり、ブドウ糖の化...

 

サクラの木の下の落葉の赤色は何だ?

サクラの木の下に落葉が落ちていた。この落葉を見て、赤色のカロテノイドが残っている。このカロテノイドは地面でどのような作用があるのだろう?と思って写真を撮影した。カロテノイドの生合成帰宅してから改めてこの写真を見ると、あの時はカロテノイドだと思ったけれども、もしかして光合成を抑えるためのアントシアニン?なんてことが頭に浮かび、この赤色の色素はどちらなのだろう?と迷った。葉でアントシアニンを蓄積させる意味上記のことが頭に浮かんだ時に、そういえば葉のカロテノ...

 

稲作の害虫の天敵が集まってくる田の続き

※カマキリをうまく撮影できなかったので、過去の記事から写真を拝借した稲作の害虫の天敵が集まってくる田朝、いつも観測している田でカマキリを見かけた。この田を管理している方に、カマキリが集まる田と集まらない田があるのは何で?という話題になったので、今まで投稿してきた内容を整理してみることにする。とりあえず、冒頭の田では殺虫剤を使用していないので、殺虫剤の話題は外しておく。植物が自身の葉を食害性昆虫に食害された時に加害昆虫の天敵に当たる肉食昆虫等を誘引する物質を放出...

 

モロヘイヤのタネには毒がある

うちの庭でモロヘイヤを育てていて、妻がタネや莢には毒があるので絶対に食べてはいけないよと言っていた。モロヘイヤのタネには毒があるのは有名なのだけれども、その毒が何であるか?ということはあまり聞かないな。万が一タネを食べてしまった場合、何らかの食材と食べ合わせをすれば弱毒化できて大丈夫になるとか、そういうことを知っておかないと何かと大変なので、調べてみることにする。モロヘイヤはそもそも何なの?ということから話を進めると、アオイ科のシマツナソという植物だそうだ。北アメリカ...

 

コリンは生体内でどこにある?

コリンとは何だろう?の記事でコリンの働きについて見た。コリンはアメリカではビタミン様物質として扱われているらしく、ビタミンの様だと言われるぐらいで人体にとって非常に重要な栄養素だった。このコリンだけれども、SVGファイル化: OmenBreeze - 次の画像を基にした投稿者自身による著作物: Choline-skeletal.png by Benjah-bmm27, CC0, リンクによる化学組成が窒素を中心にメチル基がたくさん付いている不思議な形をし...

 

コリンとは何だろう?

とろろの各種効能は何由来か?の記事でとろろの有効成分について触れ、デンプンの分解酵素(アミラーゼ等)、コリン、サポニンと食物繊維があるという内容を記載した。上記の成分で触れていないのはコリンのみで、コリンについてまとめられているものはないか?と検索をしてみたら、大久保剛 - コリン化合物の重要性と運動機能への影響 - オレオサイエンス 第20巻第4号(2020)にたどり着いた。SVGファイル化: OmenBreeze - 次の画像を基にした投稿者自身による著作物: Choli...

 

とろろの各種効能は何由来か?

そば屋でとろろそばを注文して食べた。店内に貼ってあるポスターにとろろには疲労解消、老化防止、美容効果と記憶力の向上の効能が記載されいた。とろろこと山芋のどの成分が上記の効能に紐付けれているのか?が気になったため、調べてみることにした。調べる前にとりあえず今までのパターンから推測するに、老化防止と美容効果はどちらも血流の改善に依るものなので、おそらく血管を固くする血中コレステロールと結合して除去するというものだろう。オクラのネバネバ成分は何なのか?企業のサイ...

 

ゴールデンライスにはどんな遺伝子を導入したのだろう?

前回の第二世代遺伝子組み換え作物のゴールデンライスの記事で、コメの胚乳の箇所にベータカロテンを蓄積するゴールデンライスについて見てみた。せっかくの機会なので、もうちょい深くゴールデンライスに触れてみようと検索をしてみることにして、小松晃 形質転換技術による品質・成分育種の可能性 - 農業および園芸 第81巻 第1号 2006にたどり着いた。International Rice Research Institute (IRRI) - https://www.flickr.com/p...

 

第二世代遺伝子組み換え作物のゴールデンライス

稲作のポテンシャルと飼料米の記事で、飼料米についてを見た。日本の畜産の現在において主の飼料は海外のトウモロコシやコムギらしいが、トウモロコシから飼料米に転換したら何を意識すべきか?という視点で見てみた。研究所が公開している資料によると、個人的に一番の大きな違いに見えたのは色素であるカロテノイドだった。飼料米を主にした時に、カロテノイドを補完するとしたら、カボチャやパプリカで、後者のパプリカを用いるとすれば、海外依存度合いが高いらしく、飼...

 

ツルムラサキのネバネバ成分は何のためにある?

ツルムラサキのネバネバ成分を増やすことは可能か?の記事の続き。人が摂取すると腸に良い影響をもたらすであろう水溶性食物繊維であるペクチンだけれども、植物体内ではどのように使われているのだろう?ということで整理してみた。ペクチンは植物の体を構成するセルロースに充填され、カルシウムと合わさることで柔軟性のある強度を得る事ができる。強度以外に何かないか?と検索をしてみたところ、植物生理学の講義内容というページにて、根のペクチンについて記載されていた。/****************...

 

ツルムラサキのネバネバ成分を増やすことは可能か?

オクラのネバネバ成分は何なのか?の続きの記事で、オクラのネバネバことペクチンは人が摂取すると大腸や小腸で興味深い効果を発揮することがわかった。この内容を踏まえて頭に浮かぶこととして、オクラの他にもツルムラサキという夏野菜でもネバネバしているけれども、これらの野菜は栽培方法を工夫することによって、ペクチンの含有量を増やすことができるのか?ということ。先に現状を挙げておくと、上記の疑問を解消できるような研究報告は見当たらない。ということなので、植物体内でペクチンは何の...

 

オクラのネバネバ成分は何なのか?

今年の夏は例年以上に猛烈な暑さになりそうだ。そんな暑さを想像すると、夏バテを心配する。夏バテに効果的な野菜は何だろうとふと気になり、オクラが頭に浮かんだ。オクラといえば、果実を切った時に出てくるネバネバ成分を思い浮かべる。このネバネバ成分が何だろう?と気になったので検索をしてみた。オクラ|とれたて大百科|旬をみつける|JAグループのページによると、オクラのネバネバ成分はムチンやペクチンといった水溶性の食物繊維であるらしい。これら...

 

晴れの日の草むらのキノコたち

キノコが生えていることを見かけた。俯瞰してみると、同じ種類らしきキノコが綺麗な楕円を描くように生えていた。これってフェアリーリングなのかな?日差しの強い芝生でキノコが生えたこのキノコは何だろうな?と帰宅後に調べてみたら、「フェアリー化合物―「フェアリーリング(妖精の輪)」の妖精の正体は?―」 - 日本学術振興会のページにたどり着いた。フェアリーリングのところにいたキノコから芝の生育を促進するものと抑制する化合物が発見されたそうだ。発見された化合物は...

 

全国の田で腐植の量を1%高めると二酸化炭素の削減はどれくらいになるのだろう

連日猛暑日の話題を見かける。まだ6月なのに既に猛暑日が始まっているのかと思うと、8月の気候がどうなるのだろうか?と不安になる。そんなときにふと頭に浮かんだ事がある。日本全国の水田で腐植の量を1%上げる事ができたら、どれほどの炭素量になるのだろう?と。土に含まれる腐植の量はどれくらい?の記事で、土壌診断で腐植の量が3%の時の腐植の量を計算した。概算で腐植の数値が1%上がる毎に 1t / a の腐植こと炭素化合物が埋没されたと見ていい。※1a = 1反...

 

林の縁に色鮮やかなアジサイの花が咲いていた

近所に生産緑地があって、上の写真はその緑地の縁の部分になっている。この緑地はそこそこの規模で、少し入ったところにシイの木が生えていたりする。今年もシイの木の開花の時期がやってきた上の写真でも目立っているが、林の縁に色鮮やかなアジサイの花が咲いていた。アジサイの花といえば、土壌のpHによって装飾花の色が変わる事が有名。この花の色を見た時にアジサイの青色はpHが低い時だっけ?高い時だっけ?確かリトマス紙の関係と同じだったっけ?と迷ったので、帰宅後に調べてみ...

 

ラッカセイの根の脱落細胞にはリン酸鉄を吸収しやすくなる機能があるらしい

養液栽培の養液の交換回数を減らすことは可能か?の続きの記事で根圏について触れたが、その時に興味深い内容を見かけたので紹介する。/*************************************************/不溶性の鉄結合型のリン酸に落花生の根の細胞を加えると、リン酸は鉄から遊離して溶出する。これは、細胞壁中のフェノール化合物が、リン酸と結合している鉄を吸着するためと考えられている。鉄結合型はそのままでは微生物にとって利用不可能であるため、この現象により微...

 

養液栽培の養液の交換回数を減らすことは可能か?の続き

今回は養液栽培の養液の交換回数を減らすことは可能か?の記事の続き。昨今の社会情勢により肥料が手に入らなくなり、水耕栽培で養液を交換できずに収穫できなくなっているという話題を投稿した。収穫できなくなった最大の要因は養液中に根腐れを誘発する菌や細菌が増殖したと考えられている。前回の記事では、古くなった養液では溶存酸素の不足を挙げたが、今回は作物の根から分泌されるものを見てみる。根の分泌物といえば、植物の根と枯草菌のバイオフィルムの記事で見た図で、図:植物の生育...

 

鉄サプリに含まれる鉄分はどんな形?

ダイズに含まれるフェリチン鉄までの記事で、食品から摂取できる鉄の構造を見た。鉄には摂取しやすいヘム鉄と摂取しにくいとされる非ヘム鉄があるが、非ヘム鉄の中でもダイズに含まれる鉄は比較的摂取がしやすいということを知った。次に気になることといえば、鉄サプリに含まれる鉄の構造だろうか。粒状にするわけで、変化に弱そうと勝手にイメージしているヘム鉄を粒状にしているのだろうか?成分表を調べてみたら、クエン酸鉄という表記が目に付いた。重要だけど扱いにくいものでもあ...

 

ダイズに含まれるフェリチン鉄

植物性の食品に多く含まれる非ヘム鉄はどんな形?の記事で、鉄分が多いとされるコマツナ等の軟弱葉物に含まれる鉄の構造を見た。植物性の非ヘム鉄に分類される鉄の大半は光合成の電子伝達体で関与する鉄硫黄タンパクであるらしい。ここで一つ疑問が浮かぶ。植物性の鉄で豊富に含まれているのは軟弱葉物だけではなく、ダイズも鉄分が豊富に含まれていると言われている。ダイズは見ての通り、タネであって光合成は行っていない。発芽後にすぐに必要になるかもしれないので、電子伝達体の鉄硫黄タン...

 

植物性の食品に多く含まれる非ヘム鉄はどんな形?

前回の人は鉄鍋由来の鉄を摂取しても活用することができるのか?の記事で、人が鉄鍋から溶け出した鉄を摂取した後に利用できるのか?という疑問について探った。前回では人体では酸化された鉄(Fe3+:3価鉄)であっても利用可であることはわかったけれども、鉄鍋から溶け出した状態の酸化鉄(おそらくFe2O3)の摂取自体が可能であるか?はわかっていない。というわけで、栄養としての鉄を更に深堀してみることにする。厚生労働省の(2)微量ミネラル ①鉄がわかりやすかったので参考にすると...

 

人は鉄鍋由来の鉄を摂取しても活用することができるのか?

鉄分不足の解消で野菜の摂取は期待できるのか?の記事で、人体において鉄が欠乏すると疲労感が抜けないという話から、(特に施設栽培)の野菜は栄養としての鉄の含有量が少ないのでは?という内容を記載した。この話を投稿している時に頭に思い浮かんだ内容がいくつかあるので、これから触れていくことにする。鉄鍋で料理をすると、鍋表面の鉄分が溶け出し、栄養として鉄が摂取しやすくなるという話題がある。おそらくだけれども、この時の鉄は表面のサビであることが多そうなので、Fe3+になるのだろうけ...

 

ナメクジの粘液は何だ?

穴の掘って、生ゴミを入れるとナメクジが集まってくる。上の写真はナメクジが通った後に残る粘液だけれども、これは一体何なのだろうか?生物由来で粘性があるものといえば真っ先に思い浮かぶのが糖で、いずれはこの糖にカビが集まってきて土を形成するといった流れはあるのか?と想像してします。予想の話はここまでにしておいて、ナメクジの粘液で検索をしてみると、/******************************************************/一般的には...

 

植物は雨に打たれると免疫を活発化するらしい

定期購読している誠文堂新光社の子供の科学 2022 6月号のコカトピというコーナーで興味深い内容が目に付いた。その内容というのが、植物は雨に打たれると免疫を活性化する - 名古屋大学研究成果情報で、ページのタイトルの通りで、モデル植物(植物の研究でよく使われる)であるシロイヌナズナにおいて、葉にある小さな突起(トライコーム)に雨が当たることで、免疫系を活発にする。背景としては、植物にとって雨は恵みの雨と呼ばれる一方、病原性の微生物も雨と一緒にやってくるので、雨は危険因...

 

ナメクジ対策の農薬

アサリから二枚貝の形について学ぶまでの記事で、貝の貝殻は円錐を基本形として、炭酸カルシウムを付着させながら大きくしていくということがわかった。他にも知るべきことはたくさんあるだろうけれども、一旦ここまでにしておいて、貝殻をなくすように進化したナメクジの話に戻すことにしよう。カタツムリの貝殻の箇所には重要な臓器がたくさん含まれていたので、殻をなくしたナメクジは殻にあったであろう臓器を本体の方に移しているはずで、その分各種臓器の大きさは小さくなったのでは?と予想している。...

 

チョッカクガイから貝殻の成り立ちを学ぶ

誰もが一度は疑問に思ったことがあるはずだと勝手に思っているのだが、カタツムリを含む貝の貝殻はどうやって大きくなっているのか?栽培に関わっていると、貝殻は炭酸カルシウムを基にした炭酸塩(有機石灰)であることがわかるので、非生物的な器官にどのように炭酸カルシウムを運搬しているのか?ということが疑問になる。この疑問に対して、すべての貝の形は、同じ「法則」で作られているのをご存知か?(近藤 滋) | ブルーバックス | 講談社のページが明快に解説していた。上記のページを読んでしま...

 

草むらでも白い花は案外目立つ

草むらの横の道を歩いている時、草むらのある箇所が気になった。気になった箇所というのは、赤丸で囲った箇所で、近づいてよく見てみると、白い花が咲いていた。白い花弁五枚でイチゴの花にどことなく似ているので、これはバラ科のクサイチゴだろうか?林の林床に鮮やかな実周りが緑色の夏草で覆われえいるところに白という色が逆に目立つなと。まぁ、この花はおそらく昆虫には別の色に見えているのだろうけれども。植物が有害な紫外線から身を守る為のフラボノイド

 

生分解性プラスチックのポリ乳酸の処分法を調べてみた

※上の写真のマルチはおそらくビニールマルチだけれども、ポリ乳酸のマルチだと過程して見てほしい。生分解性プラスチックのポリ乳酸とは何か?の記事で生分解性マルチの一種であるポリ乳酸についてを見たけれども、上の写真のように土と接して分解が開始されないのだろうか?と疑問が生じたので、ポリ乳酸の処分こと堆肥内での発酵について調べてみることにした。早速検索してみたところ、ユニチカ株式会社 望月政嗣著 ポリ乳酸繊維の特徴と応用 -植物から生まれた環境調和型次世代合成繊維- 繊消誌 Vol.47...

 

生分解性プラスチックのポリ乳酸とは何か?

マルチ栽培とESGの記事で、土の被覆資材として活用するマルチについて見た。世界的なマイクロプラスチック問題が大きくなっていったら、マルチ栽培の風当たりが強くなるのでは?と予想しているので、風当たりがないうちに色々と見ておきたい。そのうちの一つに生分解性プラスチックから作られたマルチがある。栽培の師のところで生分解性マルチを使っていたので、ビニールマルチとの差というものはなんとなくわかる。生分解性マルチは土の微生物によって分解されるというから使用中に消滅してしまうのではない...

 

マルチ栽培とESG

海洋のマイクロプラスチックの環境問題をよく見かける。町での生活で使用されたプラスチックが断片化しつつ、川から海に流れ、海洋でゴミが蓄積しているという問題だ。海洋に流れ着いたゴミを、海の生物が食べてしまう事で様々な問題が引き起こされると考えられている。マイクロプラスチック - Wikipediaこの話題を見た時に真先に頭に浮かぶのが、マルチというビニール資材で土を覆って栽培する手法だ。栽培後にビニールを回収するので問題ないのでは?と思うかもしれないが、...

 

イネの二次代謝物のフェノールアミドを調べてみた

稲作を二次代謝物の観点から眺めてみるとの記事で、イネのアレロパシーについて調べた内容を記載したが、合わせてフェノール性アミドという二次代謝物がトビイロウンカの致死率を高めるという内容も記載した。気になって見たので、これらのキーワードで検索をしてみたら、研究紹介 | 植物・昆虫間相互作用グループ|岡山大学 資源植物科学研究所/大学院環境生命科学研究科という素晴らしいページに辿り着いた。ヒメトビウンカの越冬からウンカの防除を考える要約するとウンカやヨトウに対して防御を示す...

 

レンゲ栽培の効果は田植え後の雑草管理にも影響を与える

レンゲにアレロパシーがあるのかな?と気になったので調べてみたら、アレロパシーではないが興味深い内容に辿り着いた。レンゲと水で雑草を抑える -レンゲによる休耕田の雑草管理- 静岡県/農林技術研究所によると、レンゲは生産量が少ないため、土壌を被覆して他の草の競合になるのは難しいけれども、レンゲ後に田に入水すると速やかに分解されて、土壌表面を有機酸を含んだ有機物の層が形成され、土壌表面が露出しているにも関わらず、草の発生は抑制されたそうだ。昨年度の稲作で除草作業が発生しなか...

 

稲作を二次代謝物の観点から眺めてみると

ナズナのタネの死滅について考えるまでの記事で、裏作のレンゲ栽培時に田一面をナズナが占めた事を考える。ナズナから重要な何かを得られる可能性を感じるわけで、イネ、レンゲとナズナの相互関係について貪欲に調べる事にしている。とりあえず、思いついたものとして、イネにはモミラクトンというアレロパシー物質があったなと。モミラクトンは葉では抗菌性を示すファイトアレキシンとして、根圏ではアレロパシー物質として働く二次代謝物だ。モミラクトンの分泌量の増加を追うナズナではどうだろう?と検索...

 

ナズナのタネの死滅について考える

レンゲ米の田にナズナのタネが大量に落ちたの記事で、夏期灌水中のナズナ種子の死滅について触れた。種子の死滅について考える時に、逆に灌水しっぱなしにも関わらず生き残るタネがいることが不思議でしょうがなくなった。生き残るタネとそうでないタネ。この違いは何なのだろう?タネの死滅について考えてみることにした。タネの死について考えられることとして、タネの中身が食べられるか腐る事が挙げられる。腐るという現象も水田中のカビや細菌の作用に因るものなので、食べられると同義...

 

タンポポの茎から出てくる白い液に触れて大丈夫?

最近息子らと道に生えているタンポポでどれくらいカンサイタンポポがいるか?を見ている。セイヨウタンポポが蔓延る草むらでシロバナタンポポを見かけた住んでいる地域では、在来種のカンサイタンポポが残っていると思われる地域で、できれば在来種の個体数が増えてほしいと思っている。そんな中でセイヨウタンポポの花茎を千切る事があって、切り口から出てくる白い液体を触った息子が、これは臭いけど毒はないか?と聞いてくる。レタスから出てくる白い液体と同じであれば、確か体に良かったはずだ...

 

ホウレンソウの良さは石灰のさじ加減

前回のホウレンソウの根元の赤色は何だ?の記事でホウレンソウの根元の赤色の箇所にはマンガンが豊富に含まれているという内容を見かけた事を記載した。ここで一つ疑問が生じる。土壌中のマンガンはpHが酸性に傾けば肥効を示す要素であるが、ホウレンソウは酸性土壌を好まないという話がある。ホウレンソウの栽培時に石灰でpHの調整を行うのはよく聞く話ではあるが、石灰を効かせ過ぎるとホウレンソウの品質の低下に繋がるのではないかと。石灰だからといってpHを調整できるわけではない石灰過剰の土壌で鉄...

 

ホウレンソウの根元の赤色は何だ?

ホウレンソウを買ってきてと頼まれたので、近所の店に買いに行った。野菜を購入する際は比較的鮮度の良さそうなものを購入したいのが人の性というもの。店頭に並んでいるホウレンソウを見比べて、気になった事がある。ホウレンソウの根元は赤色だけれども、この赤色って何だろう?この赤色が鮮やかであれば品質が良いと判断できないだろうか?というわけで早速検索をしてみたところ、下記のページに辿り着いた。ほうれん草の根元の赤い部分を捨てていませんか?|みなとの野菜大辞典...

 

コーラという飲み物のコーラは何?

先日、某漫画雑誌でSF漫画が終了した。主人公たちが追っていた謎の正体で賛否両論あったけれども、仲間になる時にずっと一緒にいた主人公の口癖を発したのは良かった。この漫画が面白くて、某漫画雑誌の定期購読を決めたぐらいだ。そんな名作だけれども、読み返していると、キーマンが仲間になる時にコーラを渡すシーンがある。彼はなんとも美味そうにコーラを飲むシーンが印象的だ。コーラ、特にコカ・コーラという名称を見聞きすると、学生の頃の作物学の講義でコーラがあったな...

 

最近の肥料でよく見かける酸化還元電位

前回のボルタ電池の記事でボルタ電池について触れた。ボルタ電池について、Wikipediaの記述を読むと、/*****************************************************/正極に銅板を、負極には亜鉛板を用いる。電解液には硫酸を用いる。負極の亜鉛は、硫酸に含まれる水素イオンより金属のイオン化傾向が大きいため電子を失って2価の陽イオンとなる (Zn2+)。電子は導線を伝わって銅板に流れ、水素イオン (2H+) と反応して水素 (H2) となって放...

 

ボルタ電池

前回のリトマス試験紙は植物等が持つpHで色が変わる色素を利用するの記事でリトマス試験紙はウメノキゴケ等の地衣類から得られた色素から出来ているという内容を記載した。これを踏まえた上で、これから本題のpHメーターに入りたいところだけれども、今回は関係ある内容になるかわからないが一旦脱線する。今回触れたいのは、中学校で習うボルタ電池だ。ボルタ電池は銅、亜鉛と硫酸で構成されるが、今回は身近にあるレモンで見ていく。※物理系は自信がないので、これは個人的なメモとして捉えて読み進め...

 

リトマス試験紙は植物等が持つpHで色が変わる色素を利用する

前回のpHの測定を理解する為にリトマス試験紙から触れるの記事でリトマス試験紙は地衣類のリトマスやウメノキゴケから製造するという内容を記載した。pHの測定にウメノキゴケの何の機能を利用しているのか?この内容のヒントになりそうな事を以前投稿したので、先にその記事から触れる事にする。pHと聞いて思いつくものにアジサイやアサガオの花弁の色がある。Pelargonidin.png: Edgar181derivative work: Shakiesto...

 

pHの測定を理解する為にリトマス試験紙から触れる

昨年末にプログラミング教育で注目すべきはARM + Debian + Pythonであるはずだという記事を投稿した。この記事に記載されている内容はRaspberry Piというシングルボードコンピュータによって電子工作が出来るわけだけれども、少しずつではあるが様々なモジュールに触れて、今ならば今まで気になっていたけれども、深い理解はしてこなかったものに触れられる機会かもしれない。というわけで、栽培で用いる測定器について見ることにした。今回は前段階として、学校の理科...

 

ビールの香りと植物のタネ

前回の落葉針葉樹の根元からの記事でクロマツやスギの葉油に含まれるモノテルペンアルコールに種子の発芽抑制作用があるという内容を記載した。この手の話で次に気になることと言えば、発芽抑制効果のある物質が土壌の微生物の作用によってどのように消えていくか?で、土を構成する成分として組み込まれていけば良いなという淡い期待がある。ということで、前回触れた物質を基軸にして再び検索をしてみたら、興味深い読み物に辿り着いた。蛸井潔 酵母のgeraniol代謝が醸し出す柑橘の香り - ホップ香気成分の...

 

落葉針葉樹の根元から

落葉している針葉樹を見かけた。根元はこんな感じで葉が堆積している。広葉樹と比較すると、下から生えてくる葉の遮光率は低そうだ。※広葉樹の落葉の堆積の写真は下記の記事にある落葉落枝の藻類増殖防止作用とは何だろう?ここにアベマキのドングリがあったら、アベマキは特にストレスを感じずに発芽して成長しそうだ。ブナ科の木の種子と果実の大きさが意味するものアベマキの事が頭に浮かんだ時に針葉樹の中で葉に他の植物の種子の発芽を抑制するものがあっ...

 

落葉落枝の藻類増殖防止作用とは何だろう?

東京図書出版から出版されている松井明著 ダム建設、水田整備と水生生物という本を読んでいる。読むきっかけを先に挙げておくと、中干しをしないことが稲作の利益率を高める確信を得たの記事までの話に主題となっている栽培は生態系を意識することで利益率が高まるという予想に対して、水田の生態系の理解を深めたいという事が背景にある。冒頭の本は前半がダム建設が川の生態系に与える影響で、後半が水田整備が田周辺の生態系に与える影響となっている。前者のダムはこんな感じで想像しやすいが、...

 

破砕食者は落葉から何を得たいのか?

前回の川底や湖底に沈んだ落葉はどうなるのだろう?の記事で川底や湖底に沈んだ落葉はカワゲラ等の水生昆虫の幼虫に利用されるということがわかった事を記載した。カワゲラ等の落葉を細かくする生物を破砕食者(シュレッダー)と呼ぶらしい。ここでふと思った事が、落葉に十分な栄養はあるのだろうか?ということ。陸上で落葉を利用する生物にはミミズやキノコ菌がいるけれども、野菜くず等の残渣も好み、それらからも栄養を得ている。そもそもの話で、落葉を破砕しているだけで、落葉自身は食していないのでは?とい...


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