カテゴリー : 化学全般

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赤い川と鉱山跡

赤い川と鉄細菌 地下水を組み上げたら赤い水と油っぽいものが出てきたという話から、 赤い水(赤い川)のことを調べ、 赤い川には鉄細菌が関わっているということがわかった。 要約すると、 土壌中の鉄分が水に溶け、その鉄から鉄細菌がエネルギーを取り出し、 その時の副産物で水酸化鉄(Ⅲ)という油っぽい副産物ができる。 今回は突然現れた赤い川について見ていきたいと思う。 鉄が遊離するタイミングとして有名なものとして、 土壌の鉱物が強酸に触れた時がある。 例えば...

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赤い川と鉄細菌

散布用に地下水を組み上げたら赤い水が出たで地下水を組み上げたら赤い水が出てきて、 その水の上に油が浮いていた。 その水を散布していたら、スプリンクラーの先にサビっぽいものが付き始めた。 この水を引き続き使い続けても良いか?という相談があったわけで、 この答えを探すために赤い水について調べなければならなくなった。 これらの問題を探るためには赤い川と鉄細菌の話から始めると良いだろう。 時々、こんな感じの赤い川を見かけることがある。 鉄が多く溶けていて...

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散布用に地下水を組み上げたら赤い水が出た

地下水を組み上げたら赤い水が出てきて、 その水で散布をしたら金属が錆びた。 この水を使い続けても良いのか?という相談を受けた。 この話題が挙がった地域は元々住んでいた地域の近くということもあって 少しは土地勘があってところどころで赤い水が流れる用水路を見たことがある。 ※京都府木津川市 それを踏まえた上で行ってきた。 苗場に到着して早速水を出してもらった所、 赤い水というものは確認できなかったけれど、 ハンガースプレーの先端が茶色みがかっ...

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茄子の糠漬けで鮮やかな色を残すことを考える

前回のナスの漬物で残したい色素のことがわかった上で、 ナスの糠漬けに話を戻したい。 茄子の糠漬けで鮮やかな色の基は何か? 質問者に糠漬けの構成を聞いてみたところ、下記の返答があった。 糠以外は焼ミョウバン、第一酸化鉄、昆布、鷹の爪をいれております。丸まま調味液漬やカットの調味液漬は良い色ばかりです。 論文にある構成は含んでいるね。 これらを踏まえた上で、質問にあった着色が悪い茄子の漬物を見ておくと、 こんな感じ。 とりあえず今の話をまとめておく...

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茄子の糠漬けで鮮やかな色の基は何か?

糠漬けを探るから乳酸菌の活性に更に迫るまでの記事で、 糠漬けの簡単な仕組みから発酵時の乳酸菌の働きまで調べて記載した。 それを踏まえた上で、 話のきっかけになった質問を振り返ってみると、 水茄子の生産と加工の流れで同じように生産し漬物にしているのに、綺麗な色で美味しく漬かるものと茄子の色が悪く腐敗したようになる茄子があります。ぬかなどの条件はまったく同じなので肥料など生産条件が原因かな?と思っています。(途中省略)昨年もこの時期(5月中)同じような現象が起こり出現パターンをつかめない...

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乳酸菌の活性に更に迫る

乳酸菌の活性に迫るで乳酸菌はγ-アミノ酪酸を合成するということを記載した。 このγ-アミノ酪酸は人体でも合成されており、神経の抑制系の反応で使用していることがわかっている。 他に何かないか?ということで、 再び乳酸菌で論文検索してみたところ、下記の論文が引っかかった。 乳酸菌の生理機能とその要因 日本調理科学会誌 Vol. 46,No. 2,129~133(2013) この論文には乳酸菌の一般的な構造が記載されている他、 プロバイオティクスの仕組み等も記載されており、 一般...

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乳酸菌の活性に迫る

糠漬け時の乳酸発酵に迫る 前回までのあらすじとして、 糠漬けという発酵食品は、食塩による浸透圧上昇により細胞内の成分をスープのようにごちゃまぜにし抽出する。 糠床の糠に住まわせた乳酸菌等の微生物によって米ぬかと抽出したスープ内の有機物を発酵させる。 浸透圧による細胞内の成分の抽出によりミネラルの吸収効率を高め、 発酵の過程を経て、有機物の吸収効率を高めつつ、 繊維質は残すので、繊維質の摂取の恩恵も受けられる。 前の記事でも書いたけど、 乳酸菌はただひたすらにデンプンを...

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糠漬け時の乳酸発酵に迫る

糠漬けを探る 前回、糠漬けの手順について触れた。 食材を糠漬けに漬け込むまでの間に整形・洗浄→食塩という手順があり、 食塩後に食材を糠漬けに漬けて、米ぬか内に住み着いている乳酸菌によって発酵を開始する。 ここで見るべきポイントは2つだね。 ・食塩が食材に与える影響 ・乳酸菌は何を発酵しているのか?(食材内の物質を発酵しているのか?) この問に関する解は下記の論文を参考にする。 漬物工業の現況と新技術動向の294ページから295ページまで 漬物が漬かるということ ...

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糠漬けを探る

昨日、下記のような質問が届いた。 水茄子の生産と加工の流れで同じように生産し漬物にしているのに、綺麗な色で美味しく漬かるものと茄子の色が悪く腐敗したようになる茄子があります。ぬかなどの条件はまったく同じなので肥料など生産条件が原因かな?と思っています。(途中省略)昨年もこの時期(5月中)同じような現象が起こり出現パターンをつかめないまま6月勝手に現象が無くなったんです。 質問者は茄子の漬物を生産と販売しているため、 加工の際の手際の良し悪しで色に差が出たとは考えにくい。 質問にあ...

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天川村洞川の名水のごろごろ水

先日から投稿し続けている奈良県吉野郡の天川村洞川には名水百選に選ばれた湧き水がある。 この湧き水が出ているのは、五代松鍾乳洞とスカルン鉱床があった山の麓で、 母岩が石灰岩多めであることはわかっている。 五代松鍾乳洞横にあったスカルン鉱床 ここの湧き水ではないんだけど、 地域の人曰くもっと飲みやすい箇所があるよということで頂いた所、 とても美味しかった。 この水で炊いた米も美味しかった。 ここで思った。 美味しい水とはなんだろう?と ごろごろ水でわかって...

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シリカゲルに水をかけてみた

シリカゲルが水を捕まえるでシリカゲルがどのように水を吸着するかを見てみた。 それを踏まえた上で、 シリカゲルはどれだけ急速に水を吸うことができるのか? というわけでシリカゲルに水をかけてみると、 パン、パンと弾ける音がしてシリカゲルの球体が割れた。 水を急激に含んで膨張して耐えられなくなったのだろう。 水をどれだけ含んでいるか?という指標のため、 シリカゲルは湿気を含むと青色に変色するけど、 それすらもなく割れた。 シリカゲルは飽和したら水を弾くのではなく、...

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シリカゲルが水を捕まえる

お菓子の袋の中にシリカゲルがあった。 シリカゲルは乾燥剤と利用されている。 シリカゲルはどうして水を吸着させるのだろう? 気になったので組成式から調べてみることにした。 Wikipediaのシリカゲルのページから抜粋してみると、 シリカゲル (silica gel) は、メタケイ酸ナトリウム (Na2SiO3) の水溶液を放置することによって生じる酸成分の加水分解で得られるケイ酸ゲルを脱水・乾燥した物質。組成式はSiO2・nH2O 米ぬかボカシを作ろう!発酵は嫌気? ...

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味噌の熟成からボカシ肥の機能へ

白味噌はなぜ白い?で白味噌は最初のマメの処理の行程が異なることで、メイラード反応という褐色化する時間が異なるということがわかった。 このメイラード反応というのは一体何なの? ということで検索してみた。 まずはWikipediaから抜粋 メイラード反応とは、還元糖とアミノ化合物(アミノ酸、ペプチド及びタンパク質)を加熱したときなどに見られる、褐色物質(メラノイジン)を生み出す反応のこと。褐変反応とも呼ばれる。アミノカルボニル反応の一種であり、褐色物質を生成する代表的な非酵素的反応で...

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白味噌はなぜ白い?

豆乳パティシエとして活躍している京都一乗寺むしやしないさんから 自家製の白味噌(商品ではないよ)を頂きました。 むしやしない - りょうことつよしの食べ歩きマップ ※白味噌は関西圏で製造されている味噌 京都に住んではいますが、ほとんど食べたことがない白味噌。 食べるとするなら西京漬けについている白味噌ぐらいか? 懐石料理 青山の西京漬け・味噌漬けを通販でお取り寄せ 全国に発送 というわけで、味噌汁として食してみた。 白味噌って甘みが強くて、塩っぱさが少なく、それで...

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脱酸素剤の中の鉄

密封包装のお菓子を開けると出てくる脱酸素剤 とりあえずハサミで切って開けてみると、 黒い粒子と白い石が出てきた。 黒い粒子は ハサミにこのようにつくのでこれは砂鉄だ。 磁気を持つということでこれは磁鉄鉱を含んでいるはず。 ブルカノ式火山の火山灰の土としてのポテンシャル 磁鉄鉱は四酸化三鉄で鉄(Ⅱ)と鉄(Ⅲ)を含んだ鉱物となる。 ※Fe3O4もしくはFeO・Fe2O3 磁鉄鉱 - Wikipedia この磁鉄鉱がどのようにして酸素をとるのだろ...

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