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カテゴリー : 化学全般

電子書籍の販売をはじめました
 

シュウ酸から続く無農薬栽培への道

リン酸値の改善の為のラッカセイ栽培で気をつけるべきところの記事で植物のAl型リン酸の利用について調べている時に、アカマツの菌根菌が生成するシュウ酸アルミニウムが抗菌作用を示すという記載が目に付いた。シュウ酸であれば、植物の根からも分泌されると報告がある有機酸であるわけで、シュウ酸アルミニウムの抗菌作用について調べていけば、無農薬栽培への道が一つ進むかもしれない。というわけで、調べてみることにした。とその前に、NEUROtiker - 投稿者自身による著作物...

 

リン酸値の改善の為のラッカセイ栽培で気をつけるべきところ

ラッカセイはAl型リン酸を利用できるか?の記事で、低リン酸耐性作物であるラッカセイが、安定したAl型リン酸を利用できることを記載した。この内容では他にも興味深いことがあるので、今回の記事で紹介する。作物はなぜ有機物・難溶解性成分を吸収できるのか 根の作用と腐植蓄積の仕組み - 農文協の83ページに、ラッカセイのリン酸アルミニウムの溶解のグラフが記載されている。グラフを掲載するのは面倒なので、文字のみで要約すると、ラッカセイのリン酸アルミニウムの溶解は土壌のpHが 4 の時に多く、...

 

ラッカセイはAl型リン酸を利用できるか?

レガシーPの利用を考えるの記事で、土壌に過剰に蓄積してしまうリン酸の中で、植物にとって最も利用が難しいAl型リン酸について見ていくことにした。前回の文末で低リン酸耐性作物のラッカセイに触れたが、一旦置いといて、難溶性のAl型リン酸が自然に可溶化するのか?について見ていくことにする。安定したAl型リン酸ことリン酸アルミニウムであって、強酸に触れ続ければ可溶化するらしく、天然に存在するものであれば、NEUROtiker - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リ...

 

レガシーPの利用を考える

汚泥肥料の特徴を把握しておく必要はあるだろうまでの記事で、リン酸の製造から使用までを俯瞰してみてきた。肥料としてのリン酸は施肥後に土壌に吸着して安定しやすく、残留性が高い要素であると言える。土壌分析でリン酸の数値が高い結果が返ってきたら次作は気を引き締めた方が良い更に化学合成の過程を経て製造された水溶性(速効性)のリン酸肥料であっても、難溶性のFe型リン酸やAl型リン酸を含んでいることがわかり、吸着以前に施肥の時点で肥効に無駄が多い肥料であることがわかった。※Feは鉄、Alは...

 

消化汚泥から得られる溶解性リン酸態リン

前回のリン鉱石は何処にある?の記事で、肥料の原料であるリン鉱石がどのような条件で産出されるのか?を記載した。日本にもリン鉱石を産出する地質の条件はあるだろうけれども、産業レベルでたくさん産出出来る地域というのは限られるらしく、輸出に頼っているという現状がある。更にはリン鉱石は数十年以内に枯渇すると言われている。迫り来るリン資源の危機 - 日経サイエンス上記問題に加えて、日本の栽培ではリン酸肥料の使用の制限は特になく、感と経験に頼る栽培者が多く入れておかないと不安だからと、リン...

 

速効性のリン酸肥料はどんな形?

畑作の輪作の稲作ではリン酸はどのようにして減っていくのか?の記事で、畑作の輪作として水田で稲作をした場合、土壌中のリン酸の量が減ることについて触れた。リン酸の量について気にする理由は、土壌中の無機リン酸の量が多い状態で栽培を開始すると、病気の発症率が高くなる可能性があり、リン酸自体が土壌中の金属と結合して、難溶性になり蓄積しやすいという特徴があることに拠る。リン酸は難溶性になり、土壌中に蓄積しやすい、つまりは肥効が遅い傾向にあるということになり、速効性のリン酸肥料とは一体何なのか?と...

 

畑作の輪作の稲作ではリン酸はどのようにして減っていくのか?

最近、栽培のリン酸の話題が増えている。きっかけは土壌分析でリン酸の数値が高い結果が返ってきたら次作は気を引き締めた方が良いの記事周辺の内容になっている。リン酸は肥料学において主要な要素の位置付けになっているので、感と経験で栽培をしている方が収穫できない不安を和らげる為に過剰使用になる傾向がある。一方、リン酸は世界的にみて有限の資源で使用制限のある国もあるらしく、日本の栽培は逆行している面もある。冒頭の話はここまでにしておいて、最近あった話題を載せてみる。...

 

原子吸光光度法を用いてマグネシウムを測定する

炎光光度法でマグネシウムを測定しないのは何故か?の記事で、土壌分析のマグネシウムの測定では、カリウムで用いた炎光光度法では測定できないことを記載した。では、マグネシウムはどのように測定するのだろうか?改めて農林水産省のサイトにある土壌分析法を読んでみると、マグネシウムは原子吸光光度法を用いて測定していた。原子吸光光度法に関してわかりやすい説明を探してみたところ、個人的には【分析機器解説!】原子吸光法と原子吸光分光光度計について | 尾北環境分析株式会社がわかりやすかった。...

 

炎光光度法でマグネシウムを測定しないのは何故か?

パブリック・ドメイン, リンク土壌分析でカリウムの測定はどのようにして行う?の記事で、土壌分析のカリウムは炎光光度法によって測定するというを知った。炎光光度法は炎色反応により発せされた光の波長を測定する方法で炎光光度計の説明を読むと、カリウムやカルシウムの測定をしているらしいが、マグネシウムの記載はない。なぜ、マグネシウムは無いのだろう?改めて農林水産省のサイトにある土壌分析法を読んでみると、マグネシウムの波長が285.2nmと記載されていた。カリウムの766...

 

土壌分析でカリウムの測定はどのようにして行う?

連日、土壌分析の結果について話をする機会が続いた。カリに注目する機会が多いのだけれども、ふと「そういえばカリの測定方法は一度も調べたことがないな」ということが頭に浮かんだ。というわけで、農林水産省のサイトにある土壌分析法を読んでみた。交換性塩基(カルシウム、マグネシウム、カリウム)は原子吸光光度法,炎光光度法で測定と記載されていた。カリウムは炎光光度法によって測定するそうだ。炎光光度法で用いる炎光光度計はナトリウムやカリウムの炎色反応を定量分析する。炎色反応という...

 

脱脂ダイズとは何だろう?

大豆イソフラボンが筋萎縮の緩和に関与するまでの記事で脱脂ダイズについて見てきた。脱脂ダイズというのはその名の通り、脱脂(食用油のダイズ油を抽出)した後の粕を指す。このダイズ油について改めて考えてみると、何に使われているのか?であったり、搾油方法は何か?であったり、搾油した後の粕にはどれ程のイソフラボンが含まれているのか?といったことは何も知らないことに気が付いた。唯一知っていることとしては、脱脂していないダイズから作った味噌や醤油は味わい深いといったところだろうか。二...

 

大豆イソフラボンが筋萎縮の緩和に関与する

エストロゲンとセロトニンの合成についてに引き続き、ダイズイソフラボンに関する研究を探していたら、大豆イソフラボンによる筋肉減少予防効果のメカニズムを解明 - 東京大学大学院農学生命科学研究科 研究成果というページにたどり着いた。パブリック・ドメイン, リンク詳細は端折って、発表中の展望に触れておくと、ダイズに含まれるイソフラボンの一種であるゲニステインの日常的な摂取が運動不足や骨折等による筋萎縮の進行を遅らせるものと期待されている。ゲニステインは前回の記事で触れたエストロ...

 

エストロゲンとセロトニンの合成について

脳内で作用するセロトニンの合成のトリガーは何か?の記事で睡眠に関するホルモンの前駆体であるセロトニンの合成のトリガーについて触れた。脳内のセロトニンは太陽光の刺激やリズム運動がトリガーとなり合成が促進される。脳内のセロトニンに関して、もう一つ重要なテーマについて触れておく。セロトニン | e-ヘルスネット(厚生労働省)のページで/*********************************************************************/セロ...

 

脳内で作用するセロトニンの合成のトリガーは何か?

睡眠に関するホルモンのメラトニンはどのように合成される?の記事に引き続き、セロトニン→メラトニン合成についてを見ていく。CYL - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる今回はセロトニンについて見ていきたい。Wikipediaに拠ると、セロトニンは脳内と腸内で合成され、合成される箇所のほとんどが腸内であるらしい。脳内で合成されるセロトニンは全体の2%程らしい。※セロトニンの量は全体で約10mg程度それでは腸内で合成されたセロトニンは...

 

睡眠に関するホルモンのメラトニンはどのように合成される?

最近の情勢が日に日に自助の精神が強くなっているように感じる。歳をとっても、自分の身(健康)は自分で守れと。健康で一番重要なのは良質な睡眠であることは間違いないので、食と睡眠に関することでも触れていこうかと。睡眠と聞いて一番最初に頭に浮かぶ用語として、NEUROtiker - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる内因性ホルモンのメラトニンがある。メラトニンといえば、体内時計として有名で、脳でメラトニンが蓄積されていくと眠気が生じ...

 

除草剤でBCAA合成に影響があるものはあるか?

プロテインは何からできている?までの記事で筋疲労の軽減、筋プロテインの回復やプロテインの種類を見てきた。市販のプロテインは主にホエイプロテイン、カゼインプロテインとソイプロテインがあるらしいが、ここで気になってくるのが、ダイズ由来のソイプロテインで、除草剤の散布によってプロテイン内のアミノ酸組成に影響を与えるか?ということ。というわけで、朝倉書店 新版農薬の科学を引っ張り出して、アミノ酸合成、特にBCAAの合成に影響を与える除草剤があるか?を調べてみた。植物の...

 

筋タンパク合成でのロイシンの役割

疲労回復でBCAAの摂取が挙がる理由を知りたいの記事の続き。スポーツ用の食品を見るとBCAAという表記をよく見かけ、BCAAに分類されるアミノ酸は筋疲労の軽減に有効であるという記述をよく見かける。筋疲労や運動後に筋肉の増強に関する説明にmTOR(エムトアやエムトーと読むらしい)に関する記述もよく見かける。運動に関係なく、筋タンパクは常に合成と分解を繰り返していて、そこに関与するものの一つとしてmTORがある。mTOR - Wikipedia越智ありさ等 特集:アミノ酸...

 

田の酸化還元電位の続き

田の酸化還元電位の記事で酸化還元電位の視点から田の物質の変化を見てきた。前回の内容で重要なのが、鉄(Ⅲ)は硫酸根よりも還元されやすいので、鉄(Ⅲ)がある時は鉄(Ⅲ)から還元されるで、硫酸根よりも還元されやすいものが常にあれば、田の潅水時に硫化水素は発生しないことになる。時々見聞きする話で、田の土の物理性が改善されていれば厄介なガスは発生しないという話題があるが、酸化還元電位の切り口で見てみることにする。土の物理性の改善で電子受容体になりそうなものを挙げてみると、腐植酸...

 

田の酸化還元電位

BB肥料を使う時は被覆材に気をつけた方が良いの記事で硫黄コーティングで被覆している肥料の殻が土壌微生物の作用によって硫酸イオンとして溶脱するという内容に触れ、これが稲作においてガス発生要因になる可能性があるという内容を記載したので、そろそろ水田における酸化還元電位(Eh)について触れる必要があるかなと。酸化還元電位自体については最近の肥料でよく見かける酸化還元電位の記事で触れたので概要だけ。電子を放出しやすい物質(電子供与体)と電子を放出し難い(受け取りやすい:電子受容体)があった場...

 

BB肥料を使う時は被覆材に気をつけた方が良い

ネギ作の間の稲作では老朽化水田化に気をつけろの記事に引き続き、ネギの連作に関する話題を続ける。ネギに限らず特定の作物を連作すると、連作障害というものを受ける。連作障害の最大の要因は特定の養分(カルシウムやリン酸等)が蓄積していくことで、それらの要素を意識的に減らして、作物の収穫時の畑からの持ち出し時に合わせて持ち出せばいい。連作に限らずで畑作で不調になる要因として土壌鉱物の劣化がある。土壌分析でリン酸の数値が高い結果が返ってきたら次作は気を引き締めた方が良いカルシ...

 

コミカンソウの可能性

砂利が敷き詰められたところの草抜きの記事で息子と草抜きの時に話題になったコミカンソウについて触れた。せっかくの機会なので、コミカンソウで何か興味深い内容はないか?と検索をしてみたら、池田まゆみ等著 PAP2遺伝子による植物ポリフェノール代謝制御 - コミカンソウのフェノール類生産 - 日本食品化学学会誌、Vol.17(1),36−40(2010)という研究報告にたどり着いた。タイトルにあるフェノール類生産というのは、茶カテキンのようなポリフェノールやアントシアニンを指す。これらの...

 

古米になると栄養価はどうなるのか?

新米が店頭に並ぶ季節になってきた。新米と古米は何が違うの?栄養価に変化はあるの?という話題が挙がったので調べてみることにした。はじめにWikipediaの内容を見てみることにする。/************************************/古米には、新米に比べ次のような違いがある。米飯が、硬く、粘りが少ない。米飯の光沢や白度が低い。古米臭がする。水分が抜けているため、炊いた時新米より2、3割膨れる。/********...

 

炎天下のシオカラトンボたち

アキアカネのオスは何故赤い?までの記事で、赤トンボことアキアカネの赤さは紫外線からの保護の可能性が高いという内容を記載した。この内容を見ると頭に浮かぶこととして、赤トンボよりも前の暑い時期に見かけるお盆トンボがイネの葉で休むウスバキトンボやシオカラトンボは紫外線に対して大丈夫なの?と疑問が生じる。この疑問に対して、漢方薬としてのトンボの文中で紹介した第23回 赤トンボはなぜ赤い?動物で初めて見つかった驚きのメカニズム - 産総研マガジンで興味深い記...

 

漢方薬としてのトンボ

アキアカネのオスは何故赤い?の記事の文中で紹介したアキアカネの色素について研究している方のことを調べていたら、第23回 赤トンボはなぜ赤い?動物で初めて見つかった驚きのメカニズム - 産総研マガジンにたどり着いた。内容は前回の記事で紹介した研究報告と同じで、読みやすいように編集されている。この内容で目を引いたのが、戦前に赤トンボが漢方薬として扱われていたということ。前回の内容で赤い色素のキサントマチンは通常は酸化型のオレンジ色であるが、還元されると赤色になると記載したが、還元...

 

アキアカネのオスは何故赤い?

稲作を理解するために赤トンボを学びたい3までの記事で個体数が減少しているアキアカネの産卵前までの生活史を見た。前回までの記事で触れていないこととして、アキアカネは羽化後に涼しい山に向かうらしいが、その時の体の色はオレンジ色であるらしい。産卵期を迎える頃に赤トンボらしい赤色になる。この内容を見て、ふと思ったことがある。アキアカネが何らかの要因で赤色になれなかった場合、体の色はオレンジでオレンジのままになるので、このオレンジのトンボが田の上を高速移動していたら、他のトンボに見間違...

 

台風の時期になると、バーチャルウォーターのことが頭に浮かぶ

izu3さんによる写真ACからの写真台風の時期になると、バーチャルウォーター(仮想水)のことが頭に浮かぶ。バーチャルウォーターとは何か?を理解するためには光合成を理解する必要があるので、それを先に触れておく。例えば肉牛の飼料についてを考えてみる。飼料用トウモロコシの栽培の話題で思うことまでの記事で触れたが、飼料のトウモロコシの大半は輸入に頼っていた。このトウモロコシの主成分をデンプンだとして、デンプンはブドウ糖が繋がったものになり、ブドウ糖の化...

 

サクラの木の下の落葉の赤色は何だ?

サクラの木の下に落葉が落ちていた。この落葉を見て、赤色のカロテノイドが残っている。このカロテノイドは地面でどのような作用があるのだろう?と思って写真を撮影した。カロテノイドの生合成帰宅してから改めてこの写真を見ると、あの時はカロテノイドだと思ったけれども、もしかして光合成を抑えるためのアントシアニン?なんてことが頭に浮かび、この赤色の色素はどちらなのだろう?と迷った。葉でアントシアニンを蓄積させる意味上記のことが頭に浮かんだ時に、そういえば葉のカロテノ...

 

稲作の害虫の天敵が集まってくる田の続き

※カマキリをうまく撮影できなかったので、過去の記事から写真を拝借した稲作の害虫の天敵が集まってくる田朝、いつも観測している田でカマキリを見かけた。この田を管理している方に、カマキリが集まる田と集まらない田があるのは何で?という話題になったので、今まで投稿してきた内容を整理してみることにする。とりあえず、冒頭の田では殺虫剤を使用していないので、殺虫剤の話題は外しておく。植物が自身の葉を食害性昆虫に食害された時に加害昆虫の天敵に当たる肉食昆虫等を誘引する物質を放出...

 

モロヘイヤのタネには毒がある

うちの庭でモロヘイヤを育てていて、妻がタネや莢には毒があるので絶対に食べてはいけないよと言っていた。モロヘイヤのタネには毒があるのは有名なのだけれども、その毒が何であるか?ということはあまり聞かないな。万が一タネを食べてしまった場合、何らかの食材と食べ合わせをすれば弱毒化できて大丈夫になるとか、そういうことを知っておかないと何かと大変なので、調べてみることにする。モロヘイヤはそもそも何なの?ということから話を進めると、アオイ科のシマツナソという植物だそうだ。北アメリカ...

 

コリンは生体内でどこにある?

コリンとは何だろう?の記事でコリンの働きについて見た。コリンはアメリカではビタミン様物質として扱われているらしく、ビタミンの様だと言われるぐらいで人体にとって非常に重要な栄養素だった。このコリンだけれども、SVGファイル化: OmenBreeze - 次の画像を基にした投稿者自身による著作物: Choline-skeletal.png by Benjah-bmm27, CC0, リンクによる化学組成が窒素を中心にメチル基がたくさん付いている不思議な形をし...

 

コリンとは何だろう?

とろろの各種効能は何由来か?の記事でとろろの有効成分について触れ、デンプンの分解酵素(アミラーゼ等)、コリン、サポニンと食物繊維があるという内容を記載した。上記の成分で触れていないのはコリンのみで、コリンについてまとめられているものはないか?と検索をしてみたら、大久保剛 - コリン化合物の重要性と運動機能への影響 - オレオサイエンス 第20巻第4号(2020)にたどり着いた。SVGファイル化: OmenBreeze - 次の画像を基にした投稿者自身による著作物: Choli...

 

とろろの各種効能は何由来か?

そば屋でとろろそばを注文して食べた。店内に貼ってあるポスターにとろろには疲労解消、老化防止、美容効果と記憶力の向上の効能が記載されいた。とろろこと山芋のどの成分が上記の効能に紐付けれているのか?が気になったため、調べてみることにした。調べる前にとりあえず今までのパターンから推測するに、老化防止と美容効果はどちらも血流の改善に依るものなので、おそらく血管を固くする血中コレステロールと結合して除去するというものだろう。オクラのネバネバ成分は何なのか?企業のサイ...

 

ゴールデンライスにはどんな遺伝子を導入したのだろう?

前回の第二世代遺伝子組み換え作物のゴールデンライスの記事で、コメの胚乳の箇所にベータカロテンを蓄積するゴールデンライスについて見てみた。せっかくの機会なので、もうちょい深くゴールデンライスに触れてみようと検索をしてみることにして、小松晃 形質転換技術による品質・成分育種の可能性 - 農業および園芸 第81巻 第1号 2006にたどり着いた。International Rice Research Institute (IRRI) - https://www.flickr.com/p...

 

第二世代遺伝子組み換え作物のゴールデンライス

稲作のポテンシャルと飼料米の記事で、飼料米についてを見た。日本の畜産の現在において主の飼料は海外のトウモロコシやコムギらしいが、トウモロコシから飼料米に転換したら何を意識すべきか?という視点で見てみた。研究所が公開している資料によると、個人的に一番の大きな違いに見えたのは色素であるカロテノイドだった。飼料米を主にした時に、カロテノイドを補完するとしたら、カボチャやパプリカで、後者のパプリカを用いるとすれば、海外依存度合いが高いらしく、飼...

 

ツルムラサキのネバネバ成分は何のためにある?

ツルムラサキのネバネバ成分を増やすことは可能か?の記事の続き。人が摂取すると腸に良い影響をもたらすであろう水溶性食物繊維であるペクチンだけれども、植物体内ではどのように使われているのだろう?ということで整理してみた。ペクチンは植物の体を構成するセルロースに充填され、カルシウムと合わさることで柔軟性のある強度を得る事ができる。強度以外に何かないか?と検索をしてみたところ、植物生理学の講義内容というページにて、根のペクチンについて記載されていた。/****************...

 

ツルムラサキのネバネバ成分を増やすことは可能か?

オクラのネバネバ成分は何なのか?の続きの記事で、オクラのネバネバことペクチンは人が摂取すると大腸や小腸で興味深い効果を発揮することがわかった。この内容を踏まえて頭に浮かぶこととして、オクラの他にもツルムラサキという夏野菜でもネバネバしているけれども、これらの野菜は栽培方法を工夫することによって、ペクチンの含有量を増やすことができるのか?ということ。先に現状を挙げておくと、上記の疑問を解消できるような研究報告は見当たらない。ということなので、植物体内でペクチンは何の...

 

オクラのネバネバ成分は何なのか?

今年の夏は例年以上に猛烈な暑さになりそうだ。そんな暑さを想像すると、夏バテを心配する。夏バテに効果的な野菜は何だろうとふと気になり、オクラが頭に浮かんだ。オクラといえば、果実を切った時に出てくるネバネバ成分を思い浮かべる。このネバネバ成分が何だろう?と気になったので検索をしてみた。オクラ|とれたて大百科|旬をみつける|JAグループのページによると、オクラのネバネバ成分はムチンやペクチンといった水溶性の食物繊維であるらしい。これら...

 

晴れの日の草むらのキノコたち

キノコが生えていることを見かけた。俯瞰してみると、同じ種類らしきキノコが綺麗な楕円を描くように生えていた。これってフェアリーリングなのかな?日差しの強い芝生でキノコが生えたこのキノコは何だろうな?と帰宅後に調べてみたら、「フェアリー化合物―「フェアリーリング(妖精の輪)」の妖精の正体は?―」 - 日本学術振興会のページにたどり着いた。フェアリーリングのところにいたキノコから芝の生育を促進するものと抑制する化合物が発見されたそうだ。発見された化合物は...

 

全国の田で腐植の量を1%高めると二酸化炭素の削減はどれくらいになるのだろう

連日猛暑日の話題を見かける。まだ6月なのに既に猛暑日が始まっているのかと思うと、8月の気候がどうなるのだろうか?と不安になる。そんなときにふと頭に浮かんだ事がある。日本全国の水田で腐植の量を1%上げる事ができたら、どれほどの炭素量になるのだろう?と。土に含まれる腐植の量はどれくらい?の記事で、土壌診断で腐植の量が3%の時の腐植の量を計算した。概算で腐植の数値が1%上がる毎に 1t / a の腐植こと炭素化合物が埋没されたと見ていい。※1a = 1反...

 

林の縁に色鮮やかなアジサイの花が咲いていた

近所に生産緑地があって、上の写真はその緑地の縁の部分になっている。この緑地はそこそこの規模で、少し入ったところにシイの木が生えていたりする。今年もシイの木の開花の時期がやってきた上の写真でも目立っているが、林の縁に色鮮やかなアジサイの花が咲いていた。アジサイの花といえば、土壌のpHによって装飾花の色が変わる事が有名。この花の色を見た時にアジサイの青色はpHが低い時だっけ?高い時だっけ?確かリトマス紙の関係と同じだったっけ?と迷ったので、帰宅後に調べてみ...

 

ラッカセイの根の脱落細胞にはリン酸鉄を吸収しやすくなる機能があるらしい

養液栽培の養液の交換回数を減らすことは可能か?の続きの記事で根圏について触れたが、その時に興味深い内容を見かけたので紹介する。/*************************************************/不溶性の鉄結合型のリン酸に落花生の根の細胞を加えると、リン酸は鉄から遊離して溶出する。これは、細胞壁中のフェノール化合物が、リン酸と結合している鉄を吸着するためと考えられている。鉄結合型はそのままでは微生物にとって利用不可能であるため、この現象により微...

 

養液栽培の養液の交換回数を減らすことは可能か?の続き

今回は養液栽培の養液の交換回数を減らすことは可能か?の記事の続き。昨今の社会情勢により肥料が手に入らなくなり、水耕栽培で養液を交換できずに収穫できなくなっているという話題を投稿した。収穫できなくなった最大の要因は養液中に根腐れを誘発する菌や細菌が増殖したと考えられている。前回の記事では、古くなった養液では溶存酸素の不足を挙げたが、今回は作物の根から分泌されるものを見てみる。根の分泌物といえば、植物の根と枯草菌のバイオフィルムの記事で見た図で、図:植物の生育...

 

鉄サプリに含まれる鉄分はどんな形?

ダイズに含まれるフェリチン鉄までの記事で、食品から摂取できる鉄の構造を見た。鉄には摂取しやすいヘム鉄と摂取しにくいとされる非ヘム鉄があるが、非ヘム鉄の中でもダイズに含まれる鉄は比較的摂取がしやすいということを知った。次に気になることといえば、鉄サプリに含まれる鉄の構造だろうか。粒状にするわけで、変化に弱そうと勝手にイメージしているヘム鉄を粒状にしているのだろうか?成分表を調べてみたら、クエン酸鉄という表記が目に付いた。重要だけど扱いにくいものでもあ...

 

ダイズに含まれるフェリチン鉄

植物性の食品に多く含まれる非ヘム鉄はどんな形?の記事で、鉄分が多いとされるコマツナ等の軟弱葉物に含まれる鉄の構造を見た。植物性の非ヘム鉄に分類される鉄の大半は光合成の電子伝達体で関与する鉄硫黄タンパクであるらしい。ここで一つ疑問が浮かぶ。植物性の鉄で豊富に含まれているのは軟弱葉物だけではなく、ダイズも鉄分が豊富に含まれていると言われている。ダイズは見ての通り、タネであって光合成は行っていない。発芽後にすぐに必要になるかもしれないので、電子伝達体の鉄硫黄タン...

 

植物性の食品に多く含まれる非ヘム鉄はどんな形?

前回の人は鉄鍋由来の鉄を摂取しても活用することができるのか?の記事で、人が鉄鍋から溶け出した鉄を摂取した後に利用できるのか?という疑問について探った。前回では人体では酸化された鉄(Fe3+:3価鉄)であっても利用可であることはわかったけれども、鉄鍋から溶け出した状態の酸化鉄(おそらくFe2O3)の摂取自体が可能であるか?はわかっていない。というわけで、栄養としての鉄を更に深堀してみることにする。厚生労働省の(2)微量ミネラル ①鉄がわかりやすかったので参考にすると...

 

人は鉄鍋由来の鉄を摂取しても活用することができるのか?

鉄分不足の解消で野菜の摂取は期待できるのか?の記事で、人体において鉄が欠乏すると疲労感が抜けないという話から、(特に施設栽培)の野菜は栄養としての鉄の含有量が少ないのでは?という内容を記載した。この話を投稿している時に頭に思い浮かんだ内容がいくつかあるので、これから触れていくことにする。鉄鍋で料理をすると、鍋表面の鉄分が溶け出し、栄養として鉄が摂取しやすくなるという話題がある。おそらくだけれども、この時の鉄は表面のサビであることが多そうなので、Fe3+になるのだろうけ...

 

ナメクジの粘液は何だ?

穴の掘って、生ゴミを入れるとナメクジが集まってくる。上の写真はナメクジが通った後に残る粘液だけれども、これは一体何なのだろうか?生物由来で粘性があるものといえば真っ先に思い浮かぶのが糖で、いずれはこの糖にカビが集まってきて土を形成するといった流れはあるのか?と想像してします。予想の話はここまでにしておいて、ナメクジの粘液で検索をしてみると、/******************************************************/一般的には...

 

植物は雨に打たれると免疫を活発化するらしい

定期購読している誠文堂新光社の子供の科学 2022 6月号のコカトピというコーナーで興味深い内容が目に付いた。その内容というのが、植物は雨に打たれると免疫を活性化する - 名古屋大学研究成果情報で、ページのタイトルの通りで、モデル植物(植物の研究でよく使われる)であるシロイヌナズナにおいて、葉にある小さな突起(トライコーム)に雨が当たることで、免疫系を活発にする。背景としては、植物にとって雨は恵みの雨と呼ばれる一方、病原性の微生物も雨と一緒にやってくるので、雨は危険因...

 

ナメクジ対策の農薬

アサリから二枚貝の形について学ぶまでの記事で、貝の貝殻は円錐を基本形として、炭酸カルシウムを付着させながら大きくしていくということがわかった。他にも知るべきことはたくさんあるだろうけれども、一旦ここまでにしておいて、貝殻をなくすように進化したナメクジの話に戻すことにしよう。カタツムリの貝殻の箇所には重要な臓器がたくさん含まれていたので、殻をなくしたナメクジは殻にあったであろう臓器を本体の方に移しているはずで、その分各種臓器の大きさは小さくなったのでは?と予想している。...

 

チョッカクガイから貝殻の成り立ちを学ぶ

誰もが一度は疑問に思ったことがあるはずだと勝手に思っているのだが、カタツムリを含む貝の貝殻はどうやって大きくなっているのか?栽培に関わっていると、貝殻は炭酸カルシウムを基にした炭酸塩(有機石灰)であることがわかるので、非生物的な器官にどのように炭酸カルシウムを運搬しているのか?ということが疑問になる。この疑問に対して、すべての貝の形は、同じ「法則」で作られているのをご存知か?(近藤 滋) | ブルーバックス | 講談社のページが明快に解説していた。上記のページを読んでしま...


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