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カテゴリー : 地形・地質/page-9

 

日本シームレス地質図で見えることが増えたはず

株式会社誠文堂新光社 / 日本の石ころ標本箱日本の石ころ標本箱という本を買って読んでみたら、鳥肌が立つぐらいの衝撃があった。その内容は後ほど書くとして、ある地域を訪れた時、道端、とくに河原の石を見れば、その地域の地質(土質)がわかるというらしいので、わかったところでその先に何があるのかわからないけど、地質が分かれば何らかの解が見つかると思って目利きになりたいと思っていた。で、買ってみた。この本で何が衝撃的だったかというと、石ころ採取する前に採取場所のことを知ってお

 

客土で川砂を入れる意義

先日の勉強会で下記の質問がありました。舞鶴でトウガラシ等の長期栽培に向けての肥料設計の基礎知識の話をしました畑作を続けていたら鉱物が風化して、溶脱するミネラルがなくなる。自身の畑の土がそのような状態の可能性が高いということがわかった。果実内発芽から見える土の状態ふと思ったんだけど、これは一昔前でも同じような状況になるよね。これをどうやって回避していたの?もしかして洪水か?知ってか知らずか日本では米 → 野菜 → 米という

 

足元がキラリと光る植物のとっての地獄

NHKでブラタモリという番組がある。このブログでも時々話題に挙げているけど、この番組は素晴らしい。安山岩柱状節理から何を得るか?ブラタモリ - NHK何が素晴らしいって、歴史と地形という観点から地域が発展した過程を簡潔に紐解いているところで、仕事上のヒントになるような情報が頻繁に出てくる。ブラタモリがあるから受信料を快く払えると言っても過言ではない。仕事で地域をぶらぶらしつつ、良質な情報を得ているタモリさんが羨ましい。そんな余談はここまでにしておいて、前回のブラタモリは

 

岩石が教えてくれる

株式会社誠文堂新光社から出版されている薄片でよくわかる 岩石図鑑という本を購入した。これでより深く土について知ることができるはず。岩石を知って土を知れるのか?と疑問に思うかもしれないが、真砂土にある粘土は引っ張る力が弱い?例えば真砂土。記憶の中では真砂土は白かった真砂土は花崗岩が風化したものであり、花崗岩というのは酸性岩の深成岩。酸性岩の酸性は化学のpHではなく、シリカ(珪酸)が多く含まれているかどうかで、酸性であればあるほ

 

土はどこからやってくる

岩に苔が生えて、苔が岩の上で朽ちて土となる。その上に更に苔が生えて、その苔が朽ちて岩の上に土が溜まる。ある程度土が蓄積されたら、そこには草が生えという営みを何千、何万年という長い月日を経たら、黒ボク土は良い土というイメージが共有されているこのような土になるのね。でだ、近くの石垣を見たら、苔が生えていた。ここを放置しておくといずれは土になるわけね。思ったんだけど、岩のくぼんだところに土が溜ま

 

黒ボク土は良い土というイメージが共有されている

昨日、栽培者が話している内容を横で聞いていたのですが、良い土 ≒ 黒ボクみたいな意味合いで、黒ボクみたいな土があったという話題がちらほらと挙がっていた。何か高頻度で黒ボクという名前が挙がってきているけど、京都府内にそんなに黒ボク土なんてあったかな?黒ボク土というのは黒くて、触ってみるとふかふかする土のことを指す。学生の頃、講義で黒ボクを歩くと「ボクボク」と音がなるから、黒いボクボク鳴る土で黒ボク土と呼ぶという話題があった。黒ボク土

 

軽石もスコリアの一種か?

岩石に興味を持ち始め、いろいろと見始めたんだけど、火山関連の仕事をしている方に火山灰のことを聞いてみたふと、園芸店で購入できる軽石(日向石)ってなんなんだろうな?って思って調べてみた。Wikipediaで軽石のページを読んでみると、軽石とは、火山砕屑物の一種で、塊状で多孔質のもののうち淡色のもの。浮石(ふせき)あるいは浮岩(ふがん)ともいう。黒っぽく多孔質のものはスコリアという。(途中省略)主に流紋岩質~安山岩質のマグマが噴火の際に地下深部から上昇

 

火山関連の仕事をしている方に火山灰のことを聞いてみた

火山関係の仕事をしている知人が京都にきているということで聞いてみた。火山が噴火した際に吹き出す火山灰にはケイ素を多く含むのか?と私が持つイメージだと、流れるマグマにはケイ素を多く含むけど、空を舞う火山灰にはケイ素が少ないと勝手に想像しているけど、普通にケイ素は混じっているという。よくよく思い返してみれば、関東ローム層は富士山の噴火の際の火山灰によるものの記事内にある火山灰の顕微鏡の写真には無色鉱物が潤沢に含まれている。そもそもの話、日本では玄武岩が形成され

 

空から落ちてきたニッケル隕鉄

(玄武洞ミュージアムで撮影)これはアメリカのアリゾナに落ちた隕石らしい。ニッケル隕鉄という種類の隕石で、ニッケルと鉄が含まれている。不思議だな。地球外のところからやってきた隕石の中に、地球にあるニッケルや鉄が含まれているのって。地球以外のところに鉄がある。宇宙の遠く離れたところに行っても鉄があるのだろうか?鉄はどこまで存在しているのだろうか?宇宙はある程度のところまで進むと、地球の原子の構造と異なる規則で存在していたりするのかな?

 

岩の中の白い模様

交差点にある大きな岩岩にある縞模様の色は白色なので、この模様はおそらく石英なのだろうと思う。石英といえば、記憶の中では真砂土は白かった花崗岩の主成分だった。石英の化学組成はSiO2で、酸素とケイ素が安定的につながった構造であり風化しにくい。石英 - Wikipedia化学組成を見ての通りアルミニウムを持たない構造のため、石英単体では有機物を蓄積出来ないはず。枝は腐植になるか?石英といえば、風化しにくい特徴から

 

人は価値の象徴として鉱物から金を取り出した

現代社会において欲しいものといえばお金が挙がるだろう。お金は素晴らしい。お金を払えば欲しいものは買えるし、行きたいところにも行くことができる。お金があればいろんなことを知る機会が増え、それが新たなチャンスを産む。だから素晴らしい。ただ、お金というのは紙幣であって硬貨である。誰も紙や金属の塊に価値を見出さなければ、その紙や金属の塊はただの塊となる。みんながお金をお金だと思い込むから、お金は様々なものと交換できる価値を持つこ

 

土壌のアルミニウムが腐植を守る

枝は腐植になるか?前回、枝が腐植になるか?という問に対して、土壌の有機物蓄積モデルが粘土のアルミニウムとリグニンが分解されたもの、もしくはケイ素を含んだ植物の死骸と結合したものが考えられていると記載した。つまりは厳密にはわかっていないけど、冒頭の問に答えるならば、ほぼ確実に枝も腐植になるだろうという。おいおい、腐植はフミン酸のことだろう?それが一般定説だろ?という意見が挙がるかもしれない。というわけでフミン酸のことを調べてみる。/*******

 

関東ローム層は富士山の噴火の際の火山灰によるもの

スコリアという多孔質の塊学生の頃の講義で、東京や神奈川の土壌である関東ローム層は、富士山の噴火の時に降り積もった火山灰によるものだ。と習った。富士山といえば静岡。えらく遠い距離のところまで火山灰が飛んだんだなと距離を調べてみたところ、関東ローム層のところまで80km近くあった。日本一の山ともなると、半径100kmぐらいの地域まで影響を与えるのだなと思ったと同時に、赤土というのは、母岩の風化ではなく、火山灰の風化の方を見ておい

 

蛇紋岩で出来た山が近くにある田んぼ

火山灰の話に入る前にちょっとした小話を。先日、とある農家の水田に行った時に挙がった話題で、地域の土質検査で、すぐそこの山が蛇紋岩で構成されていて、そこの山からの川には蛇紋岩由来のマグネシウムがふんだんで、うちではマグネシウムを施肥したことはないし、マグネシウム欠乏にもならないんだと。苦土と書いてクド。マグネシウムのこと(玄武洞ミュージアムで撮影)超塩基性岩に分類される火山岩由来の変成岩で二酸化ケイ素の含有量が玄武岩よりも低い岩となる。※変成岩は既に形成された岩

 

スコリアという多孔質の塊

玄武岩を磨くと中は黒でした玄武岩は二酸化ケイ素の含有量が少なく、はやく冷却されたことで穴ができたマグマが地表に現れた際、玄武岩由来のマグマは粘性が低く、はやく遠く流れて平べったくなってしまうとのことで、マグマが高く堆積することがなく、玄武岩の地域の周辺には高い山がない。更に夜久野の玄武岩と赤い石このように玄武岩の層が形成されている場合、噴火した山は離れたところにあるらしい。よく使っているこ

 

はやく冷却されたことで穴ができた

前回、夜久野の玄武岩のところで、木の根が入り込んでいるところに極端に赤い箇所があることを見つけた。夜久野の玄武岩と赤い石土というのは岩が風化して出来たものだというけれど、どうにも不思議なことがある。赤土の理解のために玄武洞へ岩ってとても硬いでしょ。これが本当に風化して土になるのかよ!岩、特に火山岩というのは噴火した際に吹き出したマグマが冷却した際にできるもの。細かいことは専門でないので今は触れないことにして、

 

夜久野の玄武岩と赤い石

玄武岩を磨くと中は黒でした土を理解することは岩を理解し、風化をイメージすること。ということで、玄武岩の命名の由来となった玄武洞に行ったわけですが、玄武岩が盛んに採石された箇所は玄武洞以外にもあるわけで、そのうちの一つの京都府福知山市にある夜久野に行ってきた。夜久野町 - Wikipedia夜久野町にはやくの玄武岩公園という場所があり、元玄武岩の採石場だった場所が保存されている。この公園では玄武岩の柱状節理を見

 

玄武岩を磨くと中は黒でした

赤土の理解のために玄武洞へ玄武岩を知るために、玄武岩という名が付くきっかけとなった玄武洞に行った。最初に見た時に思ったこととして、安山岩柱状節理から何を得るか?安山岩と明記されていた鉾島の岩とぱっと見、見分けがつかないということ。話は代わって、玄武洞は玄武岩で構成されているけど、この洞窟の下には、流紋岩の層があるらしい。流紋岩といえば、中学理科で習う火山岩三種の内の一つで、他は玄武岩と安山岩がある。ということ

 

赤土の理解のために玄武洞へ

知人が師は向こうからやってくるとよく言う。これは自身の準備が出来た時に話は運命の様に向こうからやってくるというものだそうだ。よく、やりたいことを周囲に伝え続けると、ふとしたきっかけで話を聞いていた人がこちらのことを思い出してくれるということと似ているけど、師は向こうからやってくるというのは、それ以上の運命の様に感じる。運命というのは行動によって引き付けるということがあるかもしれない。ちょうど一ヶ月前、知人から大陸の赤い土の写真を見せられた。知人の知人が

 

一般的に赤土には腐植が多いと言われるけれど

安山岩の周辺の土壌は赤土でした栽培の教科書でベースとなっている赤土というのは火山岩由来の風化土であることがわかった。といっても、実際は火山岩といっても鉄の少ない安山岩よりも鉄を多く含む玄武岩由来のものを指すらしいけど…でだ、ここまでわかった上でどうしても不思議に思うことがあるんだ。それは、記憶の中では真砂土は白かった花崗岩(深成岩)由来の真砂土よりも火山岩由来の赤土の方が腐植が多い傾向があるということ。※栽培学の教

 

安山岩の周辺の土壌は赤土でした

安山岩柱状節理から何を得るか?安山岩柱状節理の先で知りたいことといえば、なんといっても安山岩風化土だろう。というわけで、この周辺の土壌を周ってみたら、※この写真は東尋坊付近で撮影したものではないけどこんな感じの土赤土だった。写真の箇所は水田で黒みが多いけど、畑作はもっと薄い茶色だった。赤土の赤色というのは鉱物の中の鉄が酸化したものである。確かに柱型の安山岩で茶色みかかっている箇所がちらほらと見られるので、この地域の赤土はこれらの

 

安山岩柱状節理から何を得るか?

最近思うことがある。NHKのブラタモリという番組の影響でもあるけれど、地質(土質)を知ることができれば栽培はもちろんその地域の歴史を把握することに繋がると。ブラタモリ - NHKブラタモリみたいに専門家がついて解説というわけではないので、見えないところまで知ることが出来ない。ならばせめて、東尋坊の柱状節理の岩石の上の木々認識できる特徴ぐらいは把握しておきたいと、目に付くキーワードはメモしておいて、それを帰ってから調べるということをしている。でだ


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