
学生の頃の講義で、東京や神奈川の土壌である関東ローム層は、富士山の噴火の時に降り積もった火山灰によるものだと習った。
富士山といえば静岡。
えらく遠い距離のところまで火山灰が飛んだんだなと距離を調べてみたところ、

関東ローム層のところまで80km近くあった。
日本一の山ともなると、半径100kmぐらいの地域まで影響を与えるのだなと思ったと同時に、赤土というのは、母岩の風化ではなく、火山灰の風化の方を見ておいた方が正しいのだろうか?
火山灰というのは灰という名前になっているけど、一般的に想像できる草木灰といった類ではなく、

スコリアや、

噴火の際に火口から吹き飛ばされる火山弾の微細なものであると言った方がイメージがしやすいだろう。
火山灰の画像をWikipediaから拝借して見てみると、

By Wilson44691 (Own work) [CC0], via Wikimedia Commons
灰と言われているけど、細かくなった鉱物である。
この写真を見ても、相当小さい(0.1mm)ということがよくわかる。
赤土はこれらが積もったところであるというならば、さらさらとした土質であるということも納得できる。
なんか、岩とかの知識を貯えてから、山に登りたくなってくるな。




