前の記事で書きましたが、(無機肥料は、植物にどう吸収される?)無機肥料は水に溶けることで養分が吸収されるということでしたね。ということは、水に溶けやすい方が養分が吸収されやすいということになります。水への溶けやすさは、根(こん)の部分の酸の強さで決まります。酸の強さは、酸解離定数pKaを調べればわかります。(Wikipediaで各酸のページを開くと、記載されています。)例えば、硫酸の酸解離定数は‐3、硝酸は‐1.4、クエン酸は3、炭酸は6です。数字が小さいほど強い
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カテゴリー : 肥料の使い方
元JAの営農指導員の方に肥料指導で必要な化学を話しています。 インプットしたらすぐにアウトプットをモットーに記事を投稿してもうらことにしました。
保肥力とは?
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保肥力とは、土壌が肥料を保持する力のこと。陽イオン交換容量(CEC)という数値で測られ、CECが高いほど保肥力が高い。土中の粘土鉱物や腐植はマイナスの電荷を帯び、プラス電荷の肥料成分を吸着するため、CECに影響する。日本の土壌は一般的にCECが低く、肥料が流れやすい。保肥力を高めるには、バーク堆肥や腐植、鉱物資材などを活用する。保肥力が高まると、電気伝導度やpHも安定しやすくなる。