来週、結晶片岩があるミカンの園地に行く予定があるので、いろんな色の結晶片岩に引き続き、もう少し結晶片岩について見ておく。
園地で頂いてきた結晶片岩の一つに表面が光っている白色系の石があった。
※写真ではわかりにくいが、石が全体的に薄く、層状の模様がある。
山と渓谷社から出版されているくらべてわかる岩石(文:西本昌司 写真:中村英史)を読み進めてみると、結晶片岩内でキラキラと光っている箇所は絹雲母と呼ばれる鉱物に因るものであるらしい。
白色系の結晶片岩は珪素に因るものだろうから、今回の石は珪質片岩に分類されるものだろうけれども、絹雲母を含んでいるものなら絹雲母片岩と呼ばれる事もあるらしい。
絹雲母自体が粘性の高い(酸性岩や中性岩)火山岩が熱水変質を被って形成されるそうで、珪質片岩の中に含まれるのもイメージしやすい。
絹雲母の理想化学組成がKAl2AlSi3O10(OH)2で栽培にとってのカリウムの供給源になったりするのかな?