近所の道の街路樹に満開のスダジイがある。
圧倒的な花の数だ。
圧倒的な花の数であるため、いろんな昆虫がこの木を訪れ、ハチの翅音が凄い事になっていた。
そんなスダジイの花で念願のあの動きを見た。
それは、
写真ではわかりにくいが、ハナバチがスダジイの尾状の雄花序の上を歩いて移動することを。
以前、知人の養蜂家が動画で公開していて、あまりにも面白い動きをしていたので、いつかは見てみたいと思っていたが、スダジイの開花の季節になってやっと見ることができた。
ミツバチを含むハナバチは花蜜を集めているというイメージがあるが、ハナバチの育児にとって花粉も大事なので花粉も採取している。
そんなハナバチにとって、雄花が穂状に形成されるスダジイは一度着地したら後は歩くだけで花粉を採取出来るので、一種の春のボーナス期間のようなものなのだろう。
今回は街路樹での話だったけれども、スダジイ等のシイ属の木は本来は森の深いところに生息する木であるので、最近話題に挙がりやすいミツバチの保護の為には適切に森を維持する活動が大事なのだろうなと。