オレンジとウンシュウミカンが混合されたジュースを飲んでいた。
※写真はイメージ
オレンジジュースを飲む理由は美味しいということもあるが、それ以上にカロテノイドの摂取の方が大きい。
カロテノイドに関して、風邪の予防にミカンというけれどの記事で抗酸化作用の仕組みを見て以降、カロテノイドの存在感が増している。
そんなカロテノイドだけれども、ウンシュウミカンの主のカロテノイドであるβ-クリプトキサンチンの事はよく見るけれども、オレンジの主のカロテノイドであるビオラキサンチンは栄養の話題でよく見ないけれども何でだろう?と気になったので検索をしてみることにした。
カロテノイドの吸収と体内動態 食糧 その科学と技術 - 農研機構に人体において摂取したカロテノイドがどうなるのか?の記載があった。
カロテノイドは脂肪の吸収と似たような経路をしているのだけれども、この吸収に関して下記の記載があった。
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ヒトは食品から様 なカロテノイドを摂取しているが組織に見出されるカロテノイドはルテイン及びそれより極性の低いβ-クリプトキサンチン、β-カロテン、α-カロテン、リコペンにほぼ限定されている
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と記載されていた。
パブリック・ドメイン, リンク
Oks - Own work using: BKChem, パブリック・ドメイン, リンクによる
JaGa; Yikrazuul - self-made using BKChem and Inkscape, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
上からルテイン、β-クリプトキサンチン、ビオラキサンチンの順に掲載したが、ルテインが構造上吸収できる限界であるようで、それよりも極性が低いβ-クリプトキサンチンという表現から、ヒトがカロテノイドを吸収するには、両端にある環状の箇所にどれだけ-OH基やOが付いていないか?が重要であるようだ。
オレンジはビオラキサンチンが高いレベルで蓄積し、β-クリプトキサンチンが中程度。
ウンシュウミカンはビオラキサンチンが中程度で、β-クリプトキサンチンが高いレベルで蓄積するそうなので、
ジュースで飲むなら、みかんジュースの方を積極的に摂取していきたいと思った。