P4260331


P4260332


小学生の息子が、学校からの帰りにナガミヒナゲシを摘んで友達にプレゼントし合ったり、悪ふざけでこすられたりしているそうだ。


ナガミヒナゲシといえば、茎を切った時に出てくる黄色い汁にふれると皮膚がかぶれて痒くなる。

プレゼントし合ったりしているらしいけれど、何人かは指が痒くなっていたりしないのだろうか?


息子からナガミヒナゲシの汁が付いた時に石鹸で洗えば落ちるか?という質問を受けた。

汁であるので、水溶性であれば水洗いで大丈夫で、脂溶性であれば石鹸といったところで、手を洗えば大丈夫じゃないか?と思うところだけれども、一応調べておく。




モルヒネを人類の宝として有効に使うために――がん疼痛緩和目的への応用/船山信次 - SYNODOSに興味深い内容が記載されていた。

ナガミヒナゲシに限らず、ケシ全般の話題だけれども、ケシから麻薬成分が抽出出来る為、栽培には厳密なルールがあるが、一部のケシに関しては麻薬成分が掲出されていないのでナガミヒナゲシには栽培上の厳密なルールは特にない。


ナガミヒナゲシに含まれるアヘンアルカロイドの構造が記載されていないので、判断しにくいところではあるが、他のケシに含まれるアルカロイドは水に溶けにくい構造になっているように見える。


ナガミヒナゲシに含まれるアルカロイドが似たような構造であれば、汁が体に付着した場合は石鹸で洗った方が良さそうだ。


ちなみにだけれども、ナガミヒナゲシは様々な自治体で駆除対象の危険外来生物なので要注意だ。

外来生物「ナガミヒナゲシ」に注意 | さくら市公式ホームページ