鳥取砂丘の東にある砂丘海岸にて、
ハマヒルガオの群生と出会う。
ハマヒルガオはなぜこんなにも風が強く、潮風の強いところに咲き続けるのか?
ハマヒルガオは町中で見かけるヒルガオと同じヒルガオ科
ヒルガオは周囲で背丈の高い草がいると、自身の巻きつける能力を使って巻き付くだけでなく雁字搦めにしてしまうという強さを持つ。
ハマヒルガオにもヒルガオとは違った異様な強さを感じる。
海岸特有の強い風は屁でもないと地面すれすれで展開し、
葉の上は撥水性のあるクチクラでコーティングしているにも関わらず、中央にくぼみができるように円錐状になり、雨水は葉柄を伝って根元にしっかりと落とす形状。
海側から砂をのせた強い風が吹こうが全部受けとめてやるぜ!といった姿勢
葉の上に落ちたらクチクラのテカリで落とすといった事前準備
ここまで徹底的に武装して、他の植物が近づいてこれない場所で草生を謳歌するんだろうな。
周りを踏み台にするヒルガオとは違う、ハマヒルガオ特有の強靭的な強さを見た。
だけど、このハマヒルガオ、ある植物に圧され生育範囲が狭まっているらしいけど、この砂丘海岸でその植物を見かけなかった。
補足
ハマヒルガオは地上部の背丈は低いけど、地下部は長く地下水のある深さまで身長しているとのこと。
今回の写真の海岸沿いで塩分濃度の低い水はあるのだろうか?
周囲の浸透圧の影響にも強い植物なのかもね?