花粉症でしんどい。
スギが生息していない町中でも花粉の飛散の影響を受けるのは、何とも非効率な受粉の仕組みだなと思う。
スギが虫媒花だったらここまで嫌われなかっただろうけれども、虫媒花のような高度な仕組みを持った木であったら、人の社会の要件を満たすような急成長という特徴がなかっただろうから、世の中、いいとこ取りはできないなと。
戦後復興や高度経済成長で木材として利用する為にスギを植林したらしいが、海外からの輸入で価格面で負けていたり、
本来、電柱として利用しようとしていたが、コンクリート製への移行によって利用が減った事が要因だったと思う。
以前、知人の祖父が都会に引っ越す為に、里山で住まなくなった家にスギを植えて出てきたという話を聞いた。
その頃は政府が後にスギを木材として高額で買い取るからと期待を込めて植えたと言っていたが、それは実現せず今も山を管理していると言っていたことを思い出した。
伐採するにも適当にしたら自然災害の温床になるらしく、お金がかかって手が出せないということも言っていた。
上記の話が医療費と花粉症によるパフォーマンスの低下による労働損失で2860億円になっているというのが何とも残念でならない。
※篠原健司 花粉症研究最前線 スギ花粉症克服に向けた総合研究 - 森林科学 73 2015,2
国内のスギで家を作れば良いのだけれども、大変お世話になった建築家の方が、ツーバイフォー工法で海外の木材を安価で大量に且つ、速やかに家を建築できるようになったと言っていたので、国内のスギで作るという話にのる人は少ないのだろうな。
そんな背景からできる事といえば、何らかの手法で花粉症の症状の緩和なのだけれども、緩和剤の抗ヒスタミン薬ではなく、日々の食事で抗ヒスタミン薬のような作用機構のものがあれば良いなと。
まずは抗ヒスタミン薬周りの内容を知る必要がある。