2021年の8月中旬は全国で記録的豪雨クラスの大雨だった。
私が住んでいる大阪の高槻は大雨の雨雲の流れが逸れたとは言え、降雨量は多く、雷のような音も頻繁にあった。
一週間近く続いた降雨が終え、いつも見ている田の前を通ってみたら、
この写真では分かりにくいけれども、イネの株が全体的に大きくなっていた。
田が完全に水没しないのであれば、イネの根が腐って枯れるということはないからね。
イネは主食に成り得る特徴を持っていると改めて実感した。
大雨の一週間は日中に太陽の光が強く差し込む時間がほとんどなかったけれども、それでも成長していたところを見た時に、稲妻(イナズマ)の言葉を思い出した。
雨雲から雷が落ちる時のエネルギーで、田では窒素化合物が出来るから収量が上がると考えられているから、イネの妻(成長を助ける?)で稲妻と呼ぶという話だ。
でも、今回の長雨で近所で雷を見たということはほとんどなかったな。
であれば、いつも通っている田にも当然稲妻は落ちていないはずで、上の話が正しければ、稲妻は相当狭い範囲で該当する話になってしまうはずだ。
ここで更に頭に浮かんだのが、強力な温室効果ガスの一酸化二窒素で、大気中に窒素化合物は含まれていたなと。
雨雲内のエネルギーで大気中の窒素化合物が還元された?とか、色々と想像が進む。
今回の内容でなんとなく思ったのが、(主に台風として)年々増加すると言われている降雨量に対して、稲作で土作りを意識していれば乗り越えられる可能性がありそうだということ。
これからの穂の形成時の低温障害や未熟粒の形成までしっかり見ての判断にはなるけれども。