アカメガシワの雌花らしき花を見つけたの記事で、たくさんのアカメガシワの木を見て、やっと雌花らしき花が咲いている株を見つけた内容を記載した。
復習の為に記載しておくと、
これが雄花で、
これが雌花。
アカメガシワは雌雄異株(しゆういしゅ)である為、同じ株に雄花と雌花が咲くことはない。
行動圏内にあるアカメガシワの木のほとんどが雄株で、雌株はほとんどない。
なんでこんなにも雌株が少ないのだろう?と気になり検索をしてみたが、特にこれといった理由の記載は見つからない。
前回の記事で見つけた雌株は、一番近い雄株から3mも離れていなくて、雌株を撮影していた時、雄株にはミツバチが集まっていたので、受粉には困らないだろう。
ただ、これでは大半の雄株は花蜜や花粉を生成しても無駄に終わるような気がするので、周辺の昆虫らの為に糖やタンパクを提供しているようにしか見えない。
パイオニア植物(荒地に真先に育つ植物)であるアカメガシワの大半の雄株は生態系維持要因なのだろうか?
更に雌株があるか?と探してみたところ、数十m程歩いたところで
雌株を見かけた。
この株だけれども、面白いことに
赤丸で囲った箇所に雄花が咲いていた。
どうやら、雌株に近接した箇所で雄株がいて、雄株の枝がちょうど雌株の隙間に入り込んだようだ。
こういうこともあるのだなとこの株らを覚えておくことにした。
アカメガシワを学ぶ上での観察で色々と捗るはずだ。