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名勝・天龍峡


前回、渓谷は両岸に硬い岩があって、流れの強い川であっても、広く侵食できないから、細く深く侵食して、独特の景色を生み出した

と記載した。


それを踏まえた上で、天龍峡の地質を見てみよう。


まずは


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このはじまりの箇所にピンを立ててみよう。


tenryu_kyo_hajimari

20万分の1日本シームレス地質図


地質図でピンを指した箇所は撮影した背後の箇所になるけれども、

堆積岩で形成されていると記載されている。


続いて、


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この箇所だけれども、


tenryu_kyo_tyukan

20万分の1日本シームレス地質図


両岸がピンクのエリアになっている。

しかも細い!


このピンクの箇所は花崗岩となっている。


続いて、

この天龍峡を俯瞰してみると。


tenryu_kyo_hukan

20万分の1日本シームレス地質図


花崗岩を割るように天竜川が流れている。


川が削って渓谷を形成したのか?

地震かなんかで地割れして、その間を川が流れたのか?


今の知識ではわからないけれども、


とりあえず、

天龍峡は花崗岩の割れ目を川が流れる。

ということは覚えておこう。


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