前回の抵抗器の性能に関与する抵抗体の記事で、抵抗器の性能の要因である抵抗体について触れた。
抵抗器について見ていたら、
ふつふつとよく使用するジャンパー線は一体何なのだ?という疑問が生じた。
だから調べてみた。
ジャンパー線 - 銅線材加工・溶融メッキ(めっき)の昭和製線株式会社のページを読んでみると、鉛フリーの錫(スズ)メッキの銅線だと記載していた。
この記載からだと鉛が入っていなくて、スズが99%で銅が残りといった構成で記載されていた。
各々の電気抵抗率は電気抵抗率の比較 - Wikipediaのページに記載されているけれども、スズよりも銅の方が抵抗が小さいので、ジャンパー線が電気抵抗率がとにかく低いもので構成されているわけではないということはわかった。
とはいえ、電気抵抗率以外に温度特性係数という要素もあるわけで、今の知識レベルではなんとも言えないのが現状だ。
スズ(Sn)は柔らかく展延性の金属なので、ジャンパー線のような頻繁に折り曲げて使用する用途には向いているとか。
スズに銅を混ぜた合金はスズに強度を与えるとか?
何かを知ると、知らないものがたくさん増えるというけれども、今がその状態だ。
読み物