アジサイはpHが低い環境では鮮やかな青になる。
アジサイは梅雨の時期に綺麗に咲く。
これらの内容をみてふと思った。
雨は酸性だろ。
酸性雨という極端な環境はとりあえず除いて、
雨は空気中にある二酸化炭素を吸収して炭酸水となって水に溶ける。
H2O + CO2 → H2CO3
炭酸は弱酸で肥料系の塩は溶かせないけど、
長い時間をかけて鉱物を溶かす。
長い時間をかけてと言っても、
当然量が多ければ時間が短縮されるし、
水も二酸化炭素も限りなく無限に存在しているので、
量が多い季節だからといって濃度が下がることはないだろう。
鉱物は一次鉱物から二次鉱物(粘土)に変わる過程で水酸化アルミニウムを放出するものが多々ある。
まとめると、
梅雨は他の季節と比較して、
土壌中に水酸化アルミニウムが溜まりやすくなっているのではないだろうか?と
だから、
梅雨という時期にアジサイが咲く。
もしくは、
梅雨の時期にアジサイが咲くから、アルミニウムに反応する色素を作ったのか?
なぜアルミニウムを溜めこむ構造になったのか?
動物に食べられないため?
鮮明な青で引き寄せたい虫がいるから?
装飾花は生殖の機能もなければ、光合成の機能もない器官だから、
維持するだけでも負荷が多いだろうから、
葉を極力食べられずに光合成に回したいといった話だったりするのかな?
これから雨の季節になるわけだ。
道端でアジサイを見かけたら、注意深く見てみよう。