カンキツを栽培している方と話をしている時に、紅まどんなの話題が頻繁に挙がった。
話題の挙がり方の頻度が高い為、このカンキツは現代のカンキツにおいて重要度が高そうだということで今回は紅まどんなについて触れてみる。
マイナビ出版から発売されている図説 果物の大図鑑という本にカンキツの系譜図が記載されている。
ここの紅まどんながどのような交配によって誕生したか?が記載されていて、タンゴールというカンキツに分類されていた。
このタンゴールというのが一体何なのか?
そこから触れていくことにする。
タンゴールを知るために最初に触れておくべきカンキツは清見になるだろう。
清見という果実はウンシュウミカンとワシントンネーブルオレンジの一種のトロピタオレンジの交配によって誕生したとされている。
ミカン(英名でタンジェリン)とオレンジが交配して誕生したものをタンゴールと呼ぶそうだ。
イヨカンの親のダンシーとは何か?で触れたイヨカンもタンゴールに分類されていた。
タンゴールの大きな特徴として、オレンジのような甘さとウンシュウミカンのような果皮の向きやすさを兼ね備えたカンキツになるそうだ。
紅まどんなは清見からオレンジやみかんと交配を繰り返して誕生した。
戦争とオレンジジュースまでの記事で東回りでやってきたミカンと西回りでやってきたオレンジが交配したものがタンゴールだと考えるとなんとも感慨深い。
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