コリンは発根に対して有効か?の記事で肥料としてのコリンの施肥について触れた。
次に気になるのはコリンを多く含む有機質肥料はあるか?になるだろう。
それなりに食品加工の残渣があって、コリンの含有量の多い食品といえば、
大豆が思い浮かぶ。
有機質肥料の大豆粕は大豆から大豆油を採油したものの残渣になる。
大豆油にコリンが含まれていなければ、大豆粕にコリンが大量に残っていることになるわけで、大豆粕までの各段階のコリンの量を調べてみることにする。
はじめに大豆に含まれるコリンの量を調べてみると、乾燥大豆でコリンの量が116mg / 100gという記載を見つけた。
一般的な食品中のコリン含有化合物とベタインの濃度 - Bibgraph(ビブグラフ)| PubMedを日本語で論文検索
続いて、大豆油のコリンの量を調べてみると、0.2mg / 100g という記載を見つけた。
この内容が正しければ、大豆に含まれるコリンは採油後の大豆粕にほぼ残ることになるわけで、大豆粕はコリンを豊富に含む有機質肥料ということになる。
※上記内容は採油の過程の抽出で用いる溶剤でコリンと反応をしなければという条件で成り立つ
大豆粕(脱脂ダイズ)にコリンが残っているという仮定で話を進めるとして、次に気になるのは大豆粕の肥効をボカシた時にコリンはどのようになるのだろう?というところか。
酵母由来のサプリでコリンの記載をよく見かけるので、あまり気にしなくて良いかもしれないが。
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