ニンジン
ニンジンは栄養が豊富。
特にベータカロテンという栄養素が多い。
ベータカロテンは植物の色素でプロビタミンAと呼ばれている。
プロビタミンAというのは、動物がベータカロテンを摂取したら、ベータカロテンをビタミンAに変えるため、ビタミンAの前駆体ということでプロビタミンAと呼ばれる。
ビタミンAが動物内で何に使われているか?といえば、目で光を感知する、つまりは目で何かを見る時に使われ、暗いところでも何かを見るときに使われる。
ここでずっと前から疑問なことがあるんだけど、なんで動物は、根菜のニンジンに多く含まれている要素をものを見るために進化したのだろうと?
ここでこんなことを考えてみる。
※下記の内容はあくまで想像。
我々哺乳類の祖先は現在のネズミの様な小さな動物だったらしい。
そんな小さな祖先は、こういう茂みの中を走り回っていたんだけど、小さな祖先は定期的に何かをかじっていないと死んでしまうので、主に植物の根や根元をかじりながら移動していたと考えられる。
この手の茂みだけど、小さな祖先目線だと当然常に暗い。
そんな中でも確実に何かをかじるためには、何かを常に認識していなければならない。
認識というのは見るということだ。
見えなければ死んでしまう。
というわけで、見るということを常に安定させるために、小さな祖先目線で食べやすいものにふんだんに含まれているものを視細胞に使えば生存率が上がる。
だから、植物の色素を目に使おう。
なんてことがあったのかな。
なんてことを時々思ったりする。
もともとが植物の色素で、受光に関わる働きだからわからなくもないけど、それでも根にふんだんに含まれる成分が視細胞で使われるって不思議だよな。
追記
β-カロテンは緑黄色野菜に多いので、光合成をする箇所にもふんだんに含まれる。
2025年7月10日追記
ビタミンAが視神経で使われるまでの記事
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