大学の時から愛用している知人書館の新訂図解植物観察事典
この本はタイトルの通り植物の絵と各々の植物のわかっていることが記載されている。
調べたい植物があったのでペラペラとめくっていて、ふとヨルガオを調べたくなったから開いてみた。
とりあえず注釈でヨルガオ≠ユウガオで、ヨルガオはアサガオの仲間でヒルガオ科、ユウガオはヒョウタンの仲間でウリ科
という前情報はここまでにしておいて、目に付いた説明として、
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白花のものをガラス瓶に入れて真空に近くすると、ガラスのように透明になる。
白花の原因は、細胞間隙(すきま)に含まれた空気の反射による。
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※新訂図解植物観察事典 675ページ ヨルガオから引用
と記載されていた。
マジで!
今まで葉には白い色素、つまりは全部の光を反射する箇所があって、動物はその全反射を見ていると思っていたが、そもそもそこには空気しかない。
ということは、他の色の場合は細胞間隙に何かしらの色が入ることだろうから、白は無であって、無に対して着色していくことで、
鮮やかな色を追加していくということになる。
今まで、白も空気ではない何かしらがあって、そこに白以外の色素を入れていくと思っていた。
よくよく考えたら、白以外の色素を入れるとき、その箇所から白の色素を抜かなければならない。
白が無で空気であれば、着色はその箇所に色素を入れるだけだから、とても合理的な対応であることがわかる。
思考法が洗礼された様な感覚だ。
一つ残念なことは、手元にヨルガオの花も無ければ、真空にできる機械もないから確認出来ないということだ。
学生の頃に知っていれば、研究室にあった真空にする機械で試したよ…