先日、植物園で花の写真を撮っていると、

見知らぬおばさんに声をかけられた。


話に流れは端折るけど、

おばさんに「あなたは植物学を研究していたのですか?」と聞かれ、

「そうです。」と返答すると下記の様な質問がきた。


「市販のタネはタネとりできないと聞くけど、それは本当ですか?」と


おそらくおばさんはF1種子について聞いてきたのだろうな。

それを前提にして、「タネとりはできるけど、そのタネで栽培しても期待する収量は得られませんよ」と返答した。


確かにタネが出来ない雄性不稔性という形質はあるけれど、

雄性不稔性のタネなんてなかなかないだろう。

販売までの管理がめんどいし。


倍数体という手もあるけど、

これも同様に管理がめんどい。


諸々の特徴はおいといて、

これらの理由からF1種子であることはおそらく正しい。


で、F1種子は何か?って話になるけど、

F1というのは遺伝学で使う記号みたいなもので、

1st Filial generationのFilialの頭文字と1をとって、

第一世代という意味がある。

雑種一代目 - Wikipedia


つまり、F1種子を遺伝学に当てはめると第一世代のタネという意味になる。

第一世代ということは第二世代も当然あるわけで、それをF2と呼ぶことにしている。


第一世代のタネは何が優れていて、

これらのタネから出来た子孫は期待している収量にならないのか?

は一旦置いといて、


用語の整理のためにメンデルの法則を見るとして、



エンドウの丸とシワ

詳細は端折るけど、



こんな図を書く。

AAは丸、aaはシワ、Aaは丸

一対の対立遺伝子のメンデルの法則


この時、遺伝学では、



交配を始めるときの世代(AAとaa)をP(parent:親)と呼び、

P世代から誕生した子をF1とする。


F1世代の種子同士を交配してみると、



次に生まれる世代はF2として扱われる。


市販のF1種子の知識はここまでにしておいて、

次回からF1種子から生まれた子孫の品質は期待出来ない話を書くとする。


-続く-