メタンハイドレートと火山活動の記事で恐竜が誕生する三畳紀という時代の前に、史上最大の大量絶滅があったかもしれないということを記載した。
最大の大量絶滅の要因は色々と説があるけれども、その中で最有力なものとして無酸素状態というものがある。
無酸素状態であったという記録は地層に刻まれていて、P/T境界と呼ばれている。
※読み方はP/Tでピーティー
この記録を自分の目で見てみたいと、P/T境界のことを検索してみたら、京都府福知山市にあるということがわかった。
しかも、頻繁に通っていた道のちょっと脇。
P/T(ペルム紀─三畳紀)境界付近|京都府レッドデータブック2015
行きたいと思ったけれども、京都府のレッドデータブックに記載と仰々しいことになっているので、行くかどうか迷ったけれども、レッドデータブックから色々と調べてみたら、福知山市が該当する露頭を保護対象にして指定文化財としていた為、この場所に行ってみることにした。
とはいっても、上記のURLの先のページを読んでもどこにあるかわからない。
論文に付されたGPSの位置情報を基に簡単にアプローチできると記載されているので、はじめに件の論文を探して読んでみた。
どうやらこの露頭には近づいてほしくなさそうなので、どの論文を読んだか?はここでは控えることにする。
ともあれ、論文を読んだことによって詳細の位置がわかった為、早速、福知山市の莵原に行ってみることにした。
論文を頼りに莵原下に着いたら、
P/T境界の看板が立っていた。
この看板が非常にわかりにくいところにあり、論文の地図がなければこの看板を見つけることは出来なかったかもしれない。
看板に従って700m程進むと、
P/T境界の看板が見つかり、この看板の横に
件の露頭があった。
写真の機材不足で日差しによってわかりにくいことになっているが、
※上記で紹介した看板に記載されていた図
赤線で引いた境界がある。
とりあえず、今回の記事ではP/T境界がわかる露頭に到着したところまでにして、次回の記事でこの露頭について見ていくことにしよう。
- 続く -