なんでこんなところにケツメイシ?の記事で、マメ科ジャケツイバラ亜科のエビスグサを見かけたという内容を記載した。
エビスグサは別名が決明子(ケツメイシ)で目に関する漢方の成分を合成することで有名だ。
ということで、エビスグサの成分を調べてみることにした。
いつも参考にしている熊本大学薬学部薬用植物園のサイトでエビスグサについて調べてみた所、種子と地上部にアントラキノン(chrysophanol, emodin),ナフトピロン(toralactone)という記載があった。
前者のアントラキノンは
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の形をしていて、それぞれの化合物は両端のベンゼン環に
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のように水酸基(-OH)やメチル基(-CH3)が付与されている。
上の図のエモジンには抗菌作用が有するけれども、作用機構は細菌等に直接作用するわけではなさそうだ。
アントラキノン等が目に対してどのような影響を与えるのか?についての記載は見つからず。