前回記載したカナムグラだけれども、前回はアサ科と記載したが、他のサイトを見ているとクワ科と記載されていることも多く、アサ科とクワ科のどっちなんだい?と気になるところ。
ちなみに前回参考にしたのはWikipediaのカナムグラになる。
Wikipediaにはカナムグラは以前かクワ科に分類されていたと記載があるので、今はアサ科なのだろう。
このカナムグラだけれども、茎葉に苦味健胃の作用があるそうだ。
成分名の記載は無いが、カナムグラの近縁種にセイヨウカラハナソウがいて、
※写真はビールの香りと植物のタネから
これがビールの原料となるホップであるそうだ。
カナムグラに含まれる苦味成分がホップと同じだと仮定して、苦味成分を探ってみよう。
ホップ#ビール醸造 - Wikipediaに下記の記載があった。
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ホップの毬花には、ルプリンと呼ばれる黄色の粒子が存在し、ビールに香りを付与する物質や苦味を付与する物質はこの中に含まれる。ルプリンに含まれるフムロン(α酸)は、ビール醸造の煮沸工程において、イソフムロン(イソα酸)へと変換される。このイソα酸こそがビールの苦味成分である。
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カナムグラは醸造しないので、フムロンの方を調べてみると、
Ed (Edgar181) - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる
複雑な形の化合物であった。
フムロンには抗菌、抗酸化作用が確認されているそうだ。
身近でよく見る草に意外な成分があったものだ。