前回のウイスキーの発酵で大麦自体にはラウリン酸はないらしいけれども、アルコール発酵の過程でラウリン酸が生成されているっぽいことがわかった。
であれば、他の酒はどうなのだろう?と検索してみたら興味深い知見と出会うことが出来た。
それは
芋焼酎の原料である芋の話題だ。
焼酎原料用カンショ新品種候補系統「九州135号」の栽培技術 - 農研機構というページに辿り着いた。
成果の内容と特徴のところに興味深い文章が記載されていたので紹介する。
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焼酎のコクに関係する生いも中の脂肪酸のうち、ラウリン酸及びリノール酸の含量が「コガネセンガン」より多い。焼酎には芋焼酎に特有な香気成分が多く含まれる
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※上記のリンク先のページより抜粋
焼酎のコクの一つにラウリン酸があるらしく、ラウリン酸が多いサツマイモの品種(九州135号)が誕生したというのが研究報告から読み取れる。
もしかしてと思い、
サツマイモ中のラウリン酸の含有量を調べてみたら、
いも及びでん粉類/(さつまいも類)/さつまいも/塊根、皮むき、生 - 脂肪酸-総脂肪酸100g - 文部科学省のページで、サツマイモにラウリン酸が含まれていると記載されていた。
サツマイモにラウリン酸が多く含まれているのか?
それとも植物の根という器官にラウリン酸が多く含まれているのか?
今の時点では不明だけれども、菌根菌による秀品率の向上に一つ近づいた気がする。