前回、ドクダミは地上部を刈り採って天日乾燥する。煎じて服用すれば便秘、痔、むくみ、高血圧、血液浄化、慢性鼻炎などに効果がある。
という内容を記載したわけだけれども、
ドクダミの葉には当然ながら他の植物にはない成分が含まれているから、
上記のような薬効が見られるわけで、
どのような成分が薬効があるのか?早速検索してみた。
検索の結果、
未利用植物の有効利用と調理科学への期待 日本調理科学学会誌 Vol. 41. No.3. 204〜209 (2008) [講座]という論文に行き着いた。
ドクダミの個所を読んでみると、
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特有の生臭い臭気成分デカノイルアセトアルデヒドが有効成分で、抗菌・抗カビ性があり白癬菌やブドウ状球菌も殺す作用がある
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と記載されていた。
※上記のリンク先の論文の41ページ目より抜粋
臭気成分の構造を見てみると
※上記のリンク先の論文の39ページ目より抜粋
このように炭素の直鎖が続いて、
末尾にアセチル基にアルデヒド(-CHO)が付いた構造になっていて、
おそらくアルデヒドが何かに触れると反応するような気がするけれども、
ここらへんの知識は持ち合わせていないので触れないでおく。
ドクダミの葉には抗菌・抗カビ性の物質を蓄えている
ということは忘れないようにしよう。