採油し終わった粕に実に含まれていた脂肪酸等が粕に残ったと仮定して、ヤシガラにはラウリン酸という菌根菌の増殖に関与した脂肪酸があったとする。
上記の仮定がナタネ油かす、ダイズ油かすやゴマ油かすでも同様に言えるとしたら、これらの油かすの有機質肥料はヤシガラ同様に菌根菌の増殖に関与するのだろうか?
上記の油粕に比較的中鎖の飽和脂肪酸があるか?
このことを知りたいと検索をしたら、公益財団法人 日本油脂検査協会のサイトで、食用植物油脂の脂肪酸組成という一覧表があった。
表は上記のリンク先を見てもらうとして、興味深い結果として、菌根菌の増殖の話題で触れたラウリン酸やミスチリン酸は単子葉植物のヤシやパームで見られ、若干こめ油でミスチリン酸が含まれ、双子葉植物の油分には含まれない。
※綿実サラダ油で若干ミスチリン酸が含まれる
これは、ナタネやダイズの方は採油技術が高いから、飽和脂肪酸の方と分離が上手くできているのか?そもそも飽和脂肪酸がほぼ含まれていないのか?
後者であればナタネ油かすやダイズ油かすといった有機質肥料では菌根菌の増殖はヤシガラ程期待できないことになる。
何故こんなにも椰子の実には飽和脂肪酸が含まれているのだろうか?
逆にそれが気になった。
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