最近、我が家ではナメクジの話題が頻繁に挙がる。
庭で育てている野菜がナメクジにかじられたり、道端でカタツムリを見つけたりと話題に事欠かない。
野菜の被害の方で、ナメクジをどうにかしたい場合、いきなり農薬の話にいくのは有益な知見を得られるチャンスをごっそり逃す事になるので、最初にナメクジについての理解を深める事にする。
最初に天敵について触れたいが、ナメクジの天敵を探せの記事で紹介したのでここでは触れないことにする。
冒頭でカタツムリの話題を挙げているが、ナメクジとカタツムリで下記のような記述をよく見かける。
ナメクジとカタツムリは共通の祖先を持ち、殻を持つことを止めたものがナメクジで、殻を持ち続けることにしたのがカタツムリであるそうだ。
同じような軟体動物の形態をしていて当たり前だろと思うかもしれないが、様々な進化の記述を読むと言葉にすることが大切で、上記のように整理すると、ナメクジとカタツムリの共通の祖先はナメクジのような殻なしの形状をしていて、カタツムリは殻という機能を得たという内容が消える。
であれば、ナメクジの殻を捨てたという事は、環境上何らかの優位に立てる事がある可能性が高く、カタツムリの殻から重要な知見を得られる可能性も高いことが言えるようになる。
カタツムリの殻には身を守る以外の機能もありそうで、ナメクジは殻の恩恵をすべて捨てたわけで、殻の恩恵を捨ててでも適用したかった環境は何か?を知りたくなる。
というわけで、カタツムリの方から調べていくことにしよう。