前回の秋は田の畦にヒガンバナの記事で今年も田の畦にヒガンバナが咲いた旨を記載した。
ヒガンバナの球根には毒があって云々かんぬんという話をしたが、そもそもの話で毒って何だ?という事と、作用機構はどうなっているのか?が気になったので、ヒガンバナのアルカロイドについて調べる事にした。
本当はアルカロイドそのものの事を最初に触れなければならないが、アルカロイドの定義は難しいので後日時間をかけてゆっくりと見ていく事にする。
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上のどういう経路で合成されたか?の判断が非常に難しいものがヒガンバナが持つリコリンというアルカロイドで、人が摂取すると催吐作用があるらしい。
※催吐作用に関してはどのような反応で起こるのか?の記述は見つからず…
Wikipediaに記載している内容を読み進めると、水溶性が高く、アレロケミカル(アレロパシー)として認識されつつあるという事が記載されていた。
アレロケミカル周りでどんな報告があるのか?を調べてみたら、ヒガンバナの他感作用とその作用物質リコリンおよびクリニンの同定 - 農研機構のページに辿り着いた。
結果を読んでみると、キク科等の草の発生は強く抑制するが、イネ科等の草の発生にはあまり抑制しないとのことだった。
キク科ではないけれども、
マメ科のクズにもキク科程ではないけれども、強い抑制作用を示した。
上でも記載したけれども、リコリンは水溶性とのことらしいので、
畦にいるヒガンバナから水を張っている田に溶け出して水田全体にリコリンが行き渡っているということがあるのかな?と想像した。
と同時に、
開花させることが前提のレンゲを栽培する時に注意すべきこと再び
冬期のレンゲ栽培をする時に残留したリコリンの影響があるかもしれないと頭をよぎったけれども、レンゲの前に堆肥を投入していれば影響は少ないか!