先日話題に挙げたフォッサマグナミュージアム
この写真に写っている
この石は翡翠(ヒスイ)という宝石を含む岩らしい。
ヒスイというのはヒスイ輝石と呼ばれる鉱物で、
歴史の序盤で出てくる古墳時代あたりの勾玉の原料に当たるらしい。
なんでこの話題を出したか?というと、この糸魚川市にはフォッサマグナの糸魚川-静岡構造線という大発見以外でも、小滝川ヒスイ峡でヒスイ輝石の発見、他新鉱物を短期間に連続して発見という素晴らしい地形でもある。
日本史において、いっとき頻繁に使用されていたヒスイが突然使用されなくなったのはなぜか?という話題もあるらしいけれどもそれは置いといて、せっかく新潟という遠方に行ったので、
ヒスイ輝石発見の場所、小滝川ヒスイ峡に立ち寄ってみた。
この本を読むと最初の発見は
明星山という石灰岩から形成された山の下を流れる小滝川で発見されたとのこと。
とは言っても、ヒスイはそれなりの重量があり、非常に硬い鉱物でもあるので、近隣の住民は歴史的にヒスイをまな板とかに使用していたそうだ。
ヒスイ発見のニュースを見て、自宅のまな板が宝石であったことを驚いた人がいたそうだ。
このヒスイ輝石は低温高圧条件(低温とはいっても100℃以上はある)の変成作用を受けなければならず、しかも発見された箇所にある明星山も石灰岩。
※小滝川ヒスイ峡は糸魚川-静岡構造線の近く
ここはプレートのぶつかりの箇所の真上にあたる箇所なので、他の地域では見られない特殊な光景が見られると。この光景の一つにヒスイの発見がある。
付加体の隆起から影響を受けている京都の栽培事情、ここから得られる知見がのちのち響いてくるかもしれない。
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