メインの開発機をRaspberry Pi 4B 8Gにした。
Raspberry Piで普段の開発はできるのか?と不安だったけれども、今のところなんとかなっている。
なぜ、メインの開発機をRaspberry Piにしたのか?というと、先日、開発機として使っていたノートパソコンが動かなくなった。
起動しなくなったので、インストールメディアでOSの再インストールを何度も試みるが、毎回フリーズでどうしようもなくなったので、パソコンを新調することにした。
おそらく今回の不調はノートパソコンの中の一箇所のみだろうなと思っていて、そのためにまるまる一台購入は仕事で使う上でリスクが大きいなと感じていた。
一昔前の開発機といえば、高性能なデスクトップだったけれども、高性能で軽量なノートパソコンが登場してから、利便性を求めノートパソコンで開発するようになった。
ふと、Raspberry Piのことが頭に浮かんだ。
激しい使い方でパソコンを壊しても、比較的安価で修理できることが教育用パソコンの条件で、このメリットを活かしたいと思い、Raspberry Piの活用の検討を始めた。
スペック自体はCPUが1.5GHzと少々物足りないが、メモリは8GBあるのでなんとかなるだろう。
Raspberry Piを開発するにあたって、一番意識したことが、自転車で行ける距離の家電量販店で、本体以外のパーツがすべて手に入るか?で、記憶媒体を
BUFFALOのSSD-PGC2.0U3-BCの250GBにした。
SSD-PGC2.0U3-BC : 外付けSSD | バッファロー
Raspberry Piの標準のmicroSDカードにOSを入れるのは耐久度の面で流石にない。
Raspberry Piで外付けSSDからOSを起動する方法は特に複雑な手続きが必要なかったのでこの場では端折ることにする。
外付けSSDにはUbuntu 22.04を入れた。
一通り使ってみての感想だけれども、ブラウザの操作で動作のもっさり感はあるが、全然動かないというわけではないので良しとしよう。
一番困ったのが、CPUのアーキテクチャがARM64ということで対応していないアプリが時々ある。
例えば、ブラウザのChromeで、Chromeは他のPCとアカウントの共有をしてくれるが、それがないのは辛い。
外出先での作業はすべてChromebookで頑張ろうと思っていたので尚更辛い。
DropboxもLinuxのARM64版がないので、それも辛い。
※非公式を利用すれば一応できる。
ARM版ChromebookにDropboxをインストールする
今のところはこれぐらいかな。
seleniumとかを使い始めるあたりから更なる工夫が必要になりそう。
さくらVPS上でSeleniumとphp-webdriverを利用する
何はともあれ、動作はするので、あとはRaspberry Piを2台持っておけば安心だ。
Raspberry Pi 5が出た時に外付けSSDを差し替えるだけで良いという状態も良い。
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