鉄サプリに含まれる鉄分はどんな形?までの記事で、栄養としての鉄にはどのような種類があるのか?について触れてきた。
人体内で鉄がどのように使われるのか?は有名だけれども、とりあえず触れておくことにする。
厚生労働省の(2)微量ミネラル ①鉄によると、鉄はヘモグロビンや各種酵素を構成と記載されている。
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ヘモグロビンは血管を流れる赤血球を構成する要素で、
酸素と結合して、体中の至るところに酸素を運搬する役割がある。
ヘモグロビンが鉄の利用のほぼ大半を占める。
酵素というのは、自然免疫を高める食品は何か?の続きの記事で触れた酸化還元に関与する酵素であるはず。
酵素に使われる鉄はあまり多くない。
人体における鉄の役割を見たので、鉄の摂取量が不足した時に何が起こるのか?を整理できるようになった。
前者のヘモグロビンの方に着目して、鉄が不足してヘモグロビンの合成量が少なくなったとして何が起こるのか?を考えると、全身への酸素の運搬の機能が低下することが考えられる。
酸素は脳で多く消費されるということを何処かで見たことがある。
ヘモグロビンの量が少なくなった場合、全体的に運搬量が低下するので、最も酸素を必要とする箇所の減り幅が大きいはずで、脳への酸素の運搬量の低下から目立ってくるのでは?と予想している。
であれば、軽度の鉄不足であれば、頭がぼーっとするといった症状になるのではないかと。
他にも考えられることはあるけれども、今回はここで終了にする。