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ゲラニインというタンニンについて見てみる。
このタンニンは縮合型タンニンの生合成で見た縮合型タンニンとは異なり、複雑な形をしているように見える。
このタンニンは加水分解型タンニンに分類されているゲラニインの構造になる。
一見複雑そうな形をしているが、よくよく見てみると、
中心がグルコース(ブドウ糖)で、グルコースの各炭素に
没食子酸が繋がっている。
更によく見ると、没食子酸同士も繋がっている。
詳しくは若森晋之介等 エラジタンニンにおける有機化学合成的手法の発展 酸化反応の開発と天然物化学への展開 - 化学と生物 Vol. 60, No. 10, 2022に記載されており、深い話になるので、当記事ではここまでにしておく。