土手の傾斜にて、そろそろ二月に差し掛かろうという時期で寒さも厳しくなっていく。
そんな中でいくつかの植物は成長をしている。
この景色を見渡してみて、
こんもりとしたカタバミが目に付いた。
このような形状のカタバミが非常に多い。
ところどころでアントシアニンが蓄積されていて、小葉が下向きになりながら展開している葉が多い。
葉をかき分けてみると、葉柄の徒長っぽい感じで展開していた。
この写真ではわかりにくいけど、中心あたりから新たな葉が展開しはじめていた。
カタバミといえば、酢漿と書いて、非常にシュウ酸塩を多く蓄積する植物だった。
シュウ酸は弱酸の有機酸で、還元剤でもあった。
個人的な勝手なイメージだけど、還元剤といえば鉄を連想してしまい、なんとなく鉄と冬に密接な関係があるような気がする。
他の植物が寒さでじっとしている中、
カタバミがここまでこんもりと群生になることができることは、カタバミの特徴から何か重要な情報を得られるような気がしてならない。
何故、葉を赤くして、小葉を傾けているにも関わらず、寒空の下で新たな葉を展開し続けているのか?
新しい葉の展開のための養分は何由来なのか?
寒空の下での光合成はあまり期待できないだろうに…
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