今週はじめの日曜日。
兵庫県にある丹波篠山に行ってきた。
丹波篠山には、
まさに今発展段階である川代恐竜街道がある。
恐竜化石の発掘調査は恐竜だけでなく、地質や植物のことも知ることが出来る良質なコンテンツであるので、何か得られるのではないか?と行ってみた。
JR福知山線下滝駅から1.5km程線路沿い東に歩いたところに
2000年中盤に恐竜の化石が発掘されたとされる場所があり、ここから、
※丹波竜の里公園にある模型
丹波竜(タンバティタニス・アミキティアエ)と命名された大型の草食恐竜(竜脚類ティタノサウルス形類)の化石が発掘された。
恐竜化石が発掘されるところというのは、太古の昔の恐竜が死に、泥等に堆積されなければ化石として残らない。
化石以外でも地質の知識を得れる何らかのものも同時にそこにはあることになる。
川代恐竜街道は恐竜好きにはもちろんのこと、発掘された個所が地質系の本でよく見かける内容を観察出来る場所としても価値がある。
丹波竜の化石が発掘されたすぐ近くに、
礫岩、砂岩、泥岩と流紋岩質凝灰岩の薄層を挟む地層と綺麗な逆断層が観察出来る。
林 慶一他 兵庫県篠山地域に分布する白亜系篠山層群の層序と古環境 - 地質学雑誌 第123巻 第9号 747–764ページ,2017年9月
他にもこの地域で様々なものを観察することが出来たけれども、文量が多くなってしまう為、今回はここらへんで一旦止めることにしよう。
-続く-
丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム – 篠山層群と農村風景広がる野外博物館