前回のアジサイが青色の花を咲かせているで、
アジサイはどのようにして花弁でアルミニウムを利用しているのだろう?
という疑問が生じた。
大半の植物はアルミニウムが根に接した時点で発根が停止してしまうはずだ。
というわけで、検索してみたところ、
アジサイはなぜアルミニウムの生育阻害作用を受けないか? - 農業環境技術研究所 環境生物部 他感物質研究室というページに辿り着いた。]
アジサイは葉にアルミニウムを含んでいるらしく、
同時にクエン酸も豊富に含まれていた。
アジサイは体内でアルミニウムとクエン酸を結合させることでアルミニウムの毒性を解毒していたことになる。
コムギが酸性土壌で生育する際に土壌中にクエン酸を分泌してアルミニウムの毒性を回避しているが、
アジサイはコムギがすることを葉内で行っていることになる。
チャもアルミニウムの話題が出てくることが多いけれども、
アジサイと同様にクエン酸で毒性を軽減させていたりするのだろうか?
茶に含まれるアルミニウムに基づく茶の健全性評価 | 農研機構
どちらにしろ、
アルミニウムにクエン酸というキーワードは引き続き注目しておこう。