いつも歩いている道に枝垂れ桜がある。
枝垂れ桜といえば、
枝が長くなりすぎて、重力に耐えられなくなって垂れたからこの形状になるらしく、これは一種の枝の徒長だ。
※徒長とは茎や枝がひょろ長く無駄に伸びること
徒長といえば、高校生物で習う植物ホルモンのオーキシンが関与していて、
私が学生の頃に枝垂れもオーキシンが関わっているのでは?という話を聞いたことがある。
枝の先端が徒長するけど、伸長に合わせて枝の強度を高めることをしないから、徒長した枝は重力に負けて下に垂れる。
強度を高めるホルモン(ジベレリン)処理を行うと、この枝垂れという形質はなくなる。
となると、次に疑問になるのは
徒長した長い枝が重力に負けて枝垂れたけど、なぜ折れないのか?ということ
明確な理由は知らんけど、細い幹や枝程、暴風時に耐えて、強靭な木程折れるとどこかに書いてあった。
ということは、強度を高めず伸長したことによって、暴風といったストレス環境を軽やかに交わす術を得たのだろ。
だから、この形状が成り立ち、日々、外環境に晒されているにも関わらず、今でも生存していることが可能なのだろう。
最後に花でも載せておこう。
この木は紅枝垂だよね?