家に持ち帰ったドングリを机の上に置いていたら、堅果の表面に丸い穴ができて、そこからこうちゅう目の昆虫っぽい幼虫が出てきた。

これはドングリ採集していたらよくある話だろう。


この話をここで終わらせるのは勿体ないので、話を進める。

この幼虫はおそらくゾウムシだろうけれども、この幼虫はいつドングリの中に入ったのだろうか?

※シギゾウムシ?


それがわかる素晴らしい動画があるので、そのリンクを紹介する。

どんぐりと虫 | NHK for School - ゾウムシがコナラのどんぐりに産卵する様子とよう虫を見る映像です。


動画の内容によると、



この写真よりももっと小さく、堅果の表面が柔らかい時期に穴を空けて産卵する。




ここで一つ疑問が生じる。



帽子やパンツと呼ばれる殻斗は昆虫から堅果を守るという話をよく見かけるけれども、ゾウムシに堅果内に侵入されているではないか!?と


おそらくここにはブナ科の進化の壮大なドラマがあるような気がしている。

何故なら、ブナ科の祖先の殻斗は、


シイ属の街路樹の木


シイ類の殻斗の形を更にさかのぼり、


ブナを探しに大阪北部の妙見山へ


おそらくブナの殻斗を小さくしたような形で、その中に複数の堅果が入っていると考えられている。

ブナ科の長い進化の過程において、殻斗に包まれる形を辞めたという事になるからだ。