米の美味しさは水の綺麗さというけれどの記事で米の美味しさは田に引いてくる水の質によるもので、
その質は上流の山の岩の種類によって決まっているはずだと記載し、
前回の記事では記載しなかったけれども、上流にかんらん石(または変成した蛇紋石)か緑泥石があることが重要であるとアタリを付けている。
これらの物質で共通しているのが、比較的水に溶け出しやすいマグネシウムと水溶性のケイ酸になる。
話は変わって、
高槻の芥川にあった赤い石は何だろう?の記事で近所の芥川で緑泥石を含む緑色岩を拾うことが出来ることを知った。
上流に緑色岩を観察できる場所があるので当たり前といえばそうだけれども、それらが川下に流れてくることを知れたのは大きい。
更に話は変わって、
先日訪れた徳島県の大歩危で拝んだ石碑により、岩の緑色には様々なパターンがあることを知った。
鑑識眼で若干レベルが上がった状態で再び芥川上流の摂津峡に行ってみることにした。
いつもの場所に降りてみる。
一見緑色に見えない岩をデジカメの接写レンズを介して見てみると、
緑の石が含まれていることがわかる。
もっと緑から程遠い岩でも、
わかりにくいが緑の石がところどころに含まれている。
これらの岩の近くを丁寧に見ていくと、
濃い緑の石が所々にあった。
これらの石から徐々に成分が溶け出して、下流の水質に影響与えているのだろうなと想像する。
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