※開花途中
彼岸花(ヒガンバナ)の季節である。
曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれている。
畑の縁や墓の近くで群生しているのをよく見かけるけど、
彼岸花の地下部では毒を生成して、
その毒によってネズミやもぐらが来れなくなって、
畑や墓が荒らされるのを避けることができるから植えたそうだ。
どこかの本で見たか、誰かから聞いたか忘れたが、
彼岸花と村長には密接な関係があるらしい。
彼岸花の毒は適切に処理すればなくすことが出来、
非常食として扱うことができる様になる。
非常食として扱えるものを非常でない時に食べられるのは困るので、
昔、村長候補になる人にのみ毒消しの方法を伝承し、
その伝承された方法は他に人に伝えてはならなかったそうだ。
こうして深刻な飢餓になりそうな時に、
彼岸花を食用として扱うことで避けてきたらしい。
現代社会において、
この手の伝承というのはネットで調べると引っかかってしまう。
誰かしらが小ネタとして投稿してしまうので、
伝承系の話を簡単にアクセス出来てしまう。
ひとえにこれも、
飢餓から縁遠くなったってことで良しとしますか。