緑色凝灰岩と黒鉱鉱床と祭器の記事で、出雲の緑色凝灰岩付近には黒鉱鉱床があり、銅や石膏の採掘が行われていたという内容を記載した。
この内容により、出雲には食料生産における超重要な肥料と古代史の政で重要な祭器の材料があったことがわかった。
この内容を踏まえ、今回は余談的に位置付けになるが、
ハーベスト出版から販売されているジオ目線で松江・出雲を観光しよう 島根半島 宍道湖中海ジオパークの内容について再び触れてみる。
島根半島・宍道湖中海ジオパーク公式ガイドブック | 島根半島・宍道湖中海ジオパーク Shimane Peninsula and Shinjiko Nakaumi Estuary Geopark
上記の本の34ページに松江の玉造温泉について記載されているのだが、その時の写真が
上の写真で写っているものだった。
これはどう見ても勾玉だ。
勾玉といえば、
三種の神器の一つだ。
出雲には勾玉の材料があるのか?
本を読み進めてみると、
玉造温泉から南方にある花仙山で勾玉の材料のメノウを採掘していたそうだ。
メノウから勾玉を造ることから、この地域を玉造と呼ぶようになったらしい。
ということは、出雲の神話で頻繁に見聞きする勾玉は島根産なのか?なんて事を思いつつ、島根県古代文化センター 編 解説 出雲国風土記を読んでみたら、
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出雲大社付近の命主神社境内から出土したと伝えられる勾玉の材料のヒスイは新潟県の姫川産である
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※上記の本の56ページのコラム1 国引き神話より抜粋
と記載されていた
糸魚川の方も稲作に関して素晴らしい言い伝えがあるんだよね。
そういえば、糸魚川に行った時に出雲に関する記載があったよな。
稲作を中心にして行動をしているのに、神話的な観点で色々と繋がっていくな。