先日、大阪市立科学館に行ったら、かんらん石が展示されていた。
説明の札にも記載してあったが、ひとつの結晶としては珍しい大きさの標本であるらしい。
かんらん石と聞いてイメージするのが、
鉱物の本によく記載されているこれだろう。
かんらん石にはマグネシウムを含む苦土かんらん石と、鉄を含む鉄かんらん石があり、
※他にもマンガン等を含むものがある
今回のこの鉱物は苦土かんらん石で、化学組成はMgSiO4のケイ酸塩鉱物である。
※根がSiO4の塩はネソケイ酸塩鉱物と呼ばれる。
※鉄かんらん石の化学組成はFeSiO4
このかんらん石が主成分となる岩石が水の作用による変性が蛇紋岩であり、おそらくだけど、熱水で溶出して再結晶化したものが苦土石のはずで、
栽培に携わる者にとって、かんらん石は最重要な鉱物の一つであることは間違いない。
今度、超苦鉄質の地質のエリアに行ったら、
こんな小石がないか探してみよう。
ケイ酸塩根の関連記事