果菜類の水耕栽培で、マイクロバブル(ファインバブル)やナノバブル(ウルトラファインバブル)の効果はどうか?という話題になった。

先に個人的な意見を言うと、コストが合うならば導入すべきだと思っている。


先にマイクロバブルやナノバブルとは何か?について触れておくと、端的に書くと酸素を長い時間水の中に滞在させる技術だと捉えて良いはずだけれどもどうだろう?

マイクロバブルとナノバブルの差はその名の通り、気泡の大きさで、マイクロバブルは気泡径が1〜50μmで、ナノバブルは1μm以下。

※厳密な定義はなく、上記の目安はこの記事の冒頭のPDFを参考にしている


魚の飼育でイメージしてみることにする。



魚の飼育をする時に魚が酸欠にならないようにエアーポンプを設置するけれども、酸素は水にはほぼ溶けずに気泡として水表面に上昇してしまう。

この気泡を撹拌する事で気泡自体のサイズを小さくすることができれば、酸素を含んだ気泡が水に滞在する時間が長くなる。

気泡のサイズが細ければ細かい程、気泡は水表面に浮上しにくくなるというもの。

溶存酸素量 - Wikipedia


植物の根は水の中で気泡として滞在している酸素を利用できる可能性が高いみたいだ。




酸素を含んだ気泡がたくさんある水での栽培のデメリットを考えてみると、酸化ストレスが真先に浮かぶが、どれ程の影響になるのか?は試してみないと分からない。

※OH-ラジカルが生成される可能性があり、これがメリットとデメリットのどちらに働くか?は不明

ポリフェノール鉄錯体と酸素供給剤で青枯病の発生を抑制


マイクロバブル程度の大きさの気泡であれば、小規模であれば水耕栽培の設備に旋回流方式のパーツを組み込むことができるかもしれない。

芹澤昭示著 - マイクロ/ナノバブルの基礎 - 日本マリンエンジニアリング学会誌 第46巻 第6号(2011)


マイクロバブル・ナノバブルに関しては農水のサイトでダウンロードできる下記のPDFが参考になった。

農業へのマイクロ・ナノバブル利用について - 株式会社ナック