沖縄の土を日本土壌インベントリーで確認してみるの記事で沖縄の土の詳細を見た。
上の地図を俯瞰すると、赤色の箇所の赤黄色土と黄色の箇所の未熟土が主な構成となっている。
今回は土質と地質を紐付けていくわけだけれども、この地域の特徴を押さえるには、おそらく未熟土から見ていく方が良いと当たりを付けているので、沖縄本島の南部の地質を確認してみることにする。
沖縄本島の大半が新生代の付加体で北西の方に古い地質の構成になっているらしい。
カーソルがあたっている箇所が海成の石灰岩となっているので、ここらへんが琉球石灰岩に当てはまるはず。
琉球石灰岩であればサンゴ由来となるはずで、サンゴは浅瀬に生息しているので、この地域は少ない隆起で陸地になった箇所になったという解釈で良いか?
土質の方で未熟土というのは、浅瀬で形成した石灰岩由来かと予想していたが、地質の方で石灰岩の箇所が思った程多くないので予想と反している。
日本土壌インベントリーの方をズームで表示してみたら、石灰岩以外の付加体の箇所は低地土やグライ土に分類されていて、石灰岩の方は石灰性暗赤色土に分類されていたので、予想は大きく外していなかった。
沖縄本島では石灰岩の影響を受ける箇所は案外小さいというイメージでいっても良いかもしれない。
もう少し詳細を見ていくことにする。