話は再び大歩危に戻る。
望遠で対岸を見ると、
緑の大きな岩がところどころで転がっている。
下流に向かうにつれ、緑色の岩が目立っていったように感じる。
なんてことは置いといて、
礫岩があった。
礫岩というのは、石が堆積して固まった岩石のことで、上の写真の岩にも様々な石が入り込んでいる。
礫岩の中に取り込まれている石の中で、
割れた緑色の石があった。
礫岩の中に緑色の石があるということは、礫岩の形成の前に緑色岩があったということで、
先に緑色の石の元になる為の何かが堆積して変成作用を受け緑色になり、その石が割れて再び堆積して、堆積の圧で岩石となった。
長い堆積作用の中で、緑色岩は比較的はやい時期に出来たんだろうなとこの礫岩を見て思った。