粘土鉱物を理解する旅2までで、

栽培で有用なアロフェンと非アロフェンの2:1型等の粘土鉱物はどちらもアルミノ珪酸塩が変質したものであることがわかった。

アルミノ珪酸塩というのは、長石と呼ばれているものだ。

長石というのはざっくりというと、SiO4で形成された隙間に何らかのミネラルが入り、

うちの一部にアルミニウムが入り込んでいるもの。


アルミニウムは今まで結合力が強い故に毒性があるけれども、

結合力の高さを逆手に取ると、土壌中の腐植を蓄えておける仕組みとなることを記載してきた。

土壌のアルミニウムが腐植を守る


ということは、

アルミノ珪酸塩である長石がより多い環境であれば、

腐植の蓄積等で有利であると言え、

腐植の蓄積による物理性の高さから栽培が有利であるとゴリ推しながら言えるはず。


これを踏まえた上で、石、岩が形成される要因である火成岩を見ると、


(株式会社誠文堂新光社 / 年代で見る 日本の地質と地形 190ページより引用)

日常で見られる火成岩の大体に長石が含まれていることがわかる。


この中で石英は風化されにくく、栽培で有利ではないので、

カリ長石は見ないことにすると、


安山岩と安山岩寄りの玄武岩だと栽培にとって有利な粘土鉱物の材料があることになる。


これを踏まえた上で学問の中心である関東北部から中部までみてみると、

関東ローム層という富士山由来の玄武岩質的安山岩の火山灰で形成されている。

赤土の理解のために玄武洞へ

農研機構の谷和原圃場の土質


巡り巡って繋がった。



土というブラックボックスに対して、少しは近づけたかなと…


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