ネズミの忌避剤の話題が頻繁に挙がり、成分を調べてみるとハッカの香りという表記をよく見かける。
成分を見たら、化学的な内容を把握しておきたい性分なので、とりあえず検索をしてみることにした。
はじめにハッカだけれども、コショウハッカやセイヨウハッカと呼ばれる植物であるそうだが、ハッカ(薄荷)は和名で、コショウハッカをそのまま英語にするとペパーミントとなる。
ちなみにペパーミントはシソ科ハッカ属の多年草に分類されている。
いきなり脱線するが、小さい頃からハッカ飴が好きでサクマドロップ等でハッカ飴が出ると当たりだと思っていた。
そんな話題を挙げると、どうやらハッカを苦手とする人は多いらしく、サクマドロップでハッカ飴が出るとハズレだと思う人が多くて、ハッカ飴全部あげるともらうことが多く、ハッカ飴が好きだと得だと幼少の頃からずっと思っていた。
ハッカ成分の匂いや味の好き嫌いの差は大きいのだろう。
話は戻って、ハッカから抽出できる成分について見ていく。
ハッカ油の成分で検索をしてみると、Wikipediaで
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主成分はテルペン類のl-メントールで、[途中省略]この他に、l-メントン・l-リモネン・ピネン(α-ピネン、β-ピネン)・3-オクタノール・l-イソメントン・l-ネオメントール・ピペリトン・d-プレゴン・メントフラン・l-メンチルアセテート・ピペリトン・シネオールなどが微量含まれている
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※ハッカ油#概要 - Wikipediaより一部改変して引用
個々の成分を見る前に使用上の注意の個所を見ると、
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小動物の周りでの使用には注意が必要である。特に肉食動物(猫・フェレット・カワウソ・猛禽類など)には、肝臓にグルクロン酸転移酵素が存在しないため、グルクロン酸抱合によるケトン類(メントン・ピネン・イソメントン・ピペリトン・プレゴンなど)の分解ができない。そのため肝不全や腎不全の原因になることがある。また草食動物・雑食動物であっても、小動物は人間に比べてケトン類の分解能力が低いため注意が必要である
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ケトンの話題は脂肪動員の続きで触れており、グルクロン酸抱合については、解毒物質供給機能としての糖で触れている。
ケトンの分解が低下すると厄介なので、ハッカ油の摂取は注意が必要だ。
これらの内容を踏まえた上で、ハッカ油の成分について見ていきたいところだが、文章が長くなったので今回は一旦ここまでにしておく。